名探偵コナン第790話のネタバレ!米花(べカ)ポン出血大サービス

シーズン20

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第790話「米花(べカ)ポン出血大サービス」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・謎解き
・ネタバレ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

・江戸川 コナン
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

・毛利 小五郎
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

・目暮 十三
捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある・・・

・高木 渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

・千葉 和伸
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。高木の後輩。

・神崎 幸生(かんざき ゆきお)
23歳。スーパー米花堂の店員。

・宇田川 克己(うだがわ かつみ)
41歳。スーパー米花堂の売り場主任。

・藤井 弘(ふじい ひろし)
50歳。スーパー米花堂の店長。

・下村 業助(しもむら ぎょうすけ)
25歳。スーパー米花堂の店員。

・赤岩 照子(あかいわ てるこ)
62歳。スーパー米花堂の清掃員。

・泉 典子(いずみ てんこ)
24歳。スーパー米花堂の店員。

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あらすじ

先日依頼した調査の結果を聞くため、スーパー米花堂の売り場主任の宇田川克己と店員の神崎幸生が探偵事務所を訪れた。神崎に「必ず貴様を殺す」という殺人予告の脅迫電話が二度あり、神崎を恨む人物を捜して欲しいと小五郎は依頼を受けていた。綿密に調査した結果、神崎は誰に聞いてもすこぶる評判がよく、誰かに恨まれているということはない。恐らく脅迫電話は友人の冗談で、からかわれたのだろう、と小五郎は話す。
本当に神崎が誰かに命を狙われているようなことはないか、と心配する宇田川だが、犯人が本当に危害を加えるつもりなら、そもそも予告などしない。相手を警戒させるだけで犯人には何の得もない、と小五郎とコナンは話した。

ところが数日後、スーパー米花堂で従業員が包丁で刺され、救急車で病院へ搬送されるという事件が起こった。目暮率いる警察が到着し、小五郎とコナンも駆けつけた。

被害者は店員の下村業助で、犯人は神崎と間違えて下村を襲ったという。
スーパー米花堂では、毎週日曜日にベカポンがチラシや風船などを客に配っている。ベカポンとは、スーパー米花堂のマスコットキャラクターで、ベカポンの着ぐるみにはいつも神崎が入っていた、と店長の藤井弘が説明する。
神崎は今日もベカポンに入るはずだったが、朝からお腹の調子が悪く、藤井と宇田川が相談した結果、下村が入ることになったのだ。下村は11時に店頭に出るよう指示され、ベカポンの着ぐるみを着て10時50分にロッカールームを出た。そこで待ち伏せしていた犯人によって刺された。清掃員の赤岩は下村が襲われる瞬間を目撃しており、犯人は「死ねー!神崎」と言っていたと証言した。

犯人は、着ぐるみに入るのがいつも神崎だということを知っていた。ところが今日に限ってたまたま代役が入っているとは思わず、神崎を狙ったつもりで下村を襲い逃げ去った。標的を誤っての攻撃、誤爆というやつだ、と目暮は話す。
やはり殺害予告は冗談なんかではなかった、と宇田川は言う。それを聞いた小五郎は、俺の調べが甘かったということか、と悔しそうな表情を浮かべる。
しかし、犯人はどうして着ぐるみを着ている時に襲おうとしたのか、とコナンは悩む。着ぐるみの上から刺せば返り血を浴びずに済むが、その計画のせいで相手を間違えてはお粗末としか言いようがない。
犯人は、自分が誤爆したことを間もなく知る頃だ、と話す小五郎。それを聞いた神崎は、じゃあ今度こそ僕を・・と不安げな表情を浮かべる。探偵の意地にかけて、その前に犯人を見つけ出してやる、と小五郎は走り出した。
コナン「おいおい、どうやって見つけんだよ、おっちゃん・・

防犯カメラには、目撃者の言うような服装の男は映っていなかった、と千葉は目暮に報告した。しかし黄色い上着に赤いズボンだったのを確かに見た、と赤岩は話す。
そこで高木は、恐らく犯人は被っていた目出し帽を脱ぎ、目立つその服を着替えたのだと話す。それに続けて目暮は、脱いだそれは犯人が逃げる時に持ち去ったか、あるいは内部の者の犯行なら、まだこの店内のどこかに隠している可能性がある、と話した。それを聞いた藤井は、うちの従業員を疑うのか、と驚き口を開いた。着ぐるみにいつも神崎が入ることも、身内なら知っていたわけだ、と目暮が藤井に言葉を返す。そこで従業員の疑いを解くため、目出し帽などを隠していないか徹底的に調べてもらおうと宇田川が藤井に提案した。そして私物も含め、従業員全員の荷物を調べることを藤井は目暮に許可した。

高木と千葉が目出し帽などを捜している間、目暮は神崎に犯人に心当たりがないか尋ねる。しかし犯人に検討がつかないため小五郎に調査を依頼したのだ、と答える神崎。

若いスタッフが二人欠けたため、荷出しを手伝う宇田川。宇田川と一緒に荷物を運ぶ他のスタッフは、暑さに耐えきれず上着を脱ぐ。そこで宇田川が汗びっしょりになっていることに気づいた藤井は、上着を脱ぐか袖をまくるかするように宇田川へ声をかける。しかし、少し風邪気味という宇田川は、それを断った。

防犯カメラに映っていないということは、犯人はいったんその派手な服に着替えて襲い、また元の服に着替えなおしたということになる。なぜそんな面倒なことを、と考えるコナン。そして何より引っかかるのは、犯人が予告を実行した日に着ぐるみにはたまたま代役が入っていたということだ。たまたまじゃなかったとしたら・・と考えれば全てに説明がつく。
そこでコナンは、神崎と下村は仲が良かったかどうか店員の泉典子に尋ねた。神崎は人の好い楽天家で下村は正反対の人、そのため相性は良くなかった、と泉は答えた。

次に、事情聴取を終えた神崎に、下村が襲われた時どこにいたか尋ねた。そこで宇田川が現れ、神崎は休憩室で休んでいた、と答えた。
午前11時過ぎ、宇田川は眠っている神崎の様子を見に休憩室へ来ていた。その時、泉が事件のことを知らせるため、宇田川を捜して休憩室へやってきた。
そのため神崎のアリバイの承認は自分だ、と宇田川は話す。そして神崎へ、お腹の調子はどうだ、と尋ねる。神崎は、頂いた薬のおかげですっかり良くなった、と答えた。

宇田川が去った後、コナンは神崎に殺害予告の電話について尋ねる。一度目は携帯にかかってきたが、二度目の時は食事をしていた店にかかってきたという。さすがに怖くなり宇田川に相談した。そして小五郎に調べてもらうことになった、ということだ。
そしてお腹の調子が悪くなったのは、朝9時頃お茶を飲みながら宇田川と打ち合わせをしている時のようだ。腹をくだすのに、特に思い当たる原因はないという。

次に目撃者の赤岩に話を聞いてみた。事件があった時、ロッカールームの前を掃除しておいてくれ、と頼まれたという。そして赤岩は昨日からスーパー米花堂で働き始めた新人さんらしい。

コナンは赤と黄色の服を捜し始めた。しかしどこにも見当たらない。
蝶ネクタイを外し、上着を脱ぎかけたその時、コナンは閃いた。

コナンは、スーパー米花堂のスタッフと目暮たち警察、小五郎を呼び出した。

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謎解き

【謎解き①】
荷出し中の宇田川は汗びっしょりになっているが、上着を脱ぐことも袖をまくることもしなかった。

ネタバレ

コナンは小五郎を腕時計型麻酔銃で眠らせると、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理を話し始めた。

この事件は誤爆などではなく、犯人の狙いは初めから下村だった。
犯人は下村をこの世から消したかった。しかし単純に殺害すれば、動機などから自分にたどり着かれるかもしれない。そうさせないために、神崎を殺害しようとして、間違って下村を殺害してしまった。そう見せかけようとした。

誤爆によるたまたまの巻き添え被害者であれば、我々は下村に関して調べようとしない、と話す目暮に、頷く高木と千葉。

つまり今回の事件は、警察の捜査をかわすために企てられた誤爆殺人に見せかけた計画殺人。下村が生死の境にある現時点では、殺人ではなく殺人未遂だが、状況が全てを語っている。

犯人は宇田川克己。

まず宇田川は神崎に殺害予告の電話を入れた。そして宇田川は、神崎に小五郎へ調査を依頼するように仕向けた。神崎が何者かに命を狙われているという証人を作っておく必要があったからだ。その証人役として世間に名を知られている小五郎を利用した。

そして今日、下剤を入れたお茶で神崎の腹をくださせ、代役として着ぐるみに入るように下村に命じ、殺害を謀った。
それがあくまでも誤爆だと思わせるためには、「死ねー!神崎」と叫ぶ声を誰かに聞かせる必要があった。そこで宇田川は、赤岩にロッカールームの前を掃除するよう命じておいた。
その役に新人の赤岩は最適だった。ベテランだと宇田川の声だと覚えられかねないからだ。

下村を刺した宇田川は休憩室へ逃げ込んだ。そこには神崎がいたが、恐らく下痢止めと一緒に飲まされた睡眠薬のせいで熟睡していた。使った目出し帽や服を脱いで制服へと着替えた時、泉が呼びに来た。

事件があってからすぐに大騒ぎになったため、黄色い上着、赤いズボン、そして目出し帽という物的証拠を外に持ち出す余裕はなかったはずだ。

しかし、店内のどこかに隠したのなら、警察に店内を徹底的に調べてもらおう、と自ら言わないだろうと高木は話す。
それは店内など捜しても無駄だからだ。犯行時着ていた服を、今もまだ宇田川は着ている。それが【謎解き①】で宇田川が制服を脱げなかった理由だ。

宇田川は走って逃げようとした。しかし高木と千葉が捕らえ、上着を脱がせる。
制服の内側に黄色い裏地が縫い付けてあり、ズボンの裾を捲って確認すると、赤色の裏地が縫い付けてあった。
犯行後、宇田川は別の服に着替えたのではなく、上着もズボンも裏返しにして着直した。

服のことはわかったが、目出し帽は?と問う目暮。

やはり宇田川が身に着けているとしか、と言う小五郎。
その通りですよ」と宇田川がズボンを脱いだ。なんと、目出し帽はパンツとして履いていたのだ。

頭にかぶるものをパンツのように履いてはいかんぞ」と目暮。

あの・・バチ当たりますよ」と高木。

どうしてですか、と尋ねる神崎。その問いに、他に隠すところが思いつかなかったからだ、と答える宇田川。そうではなく、なぜ下村を殺害しようとしたのか、と再び問う神崎。

宇田川は次にオープンする米花堂5号店の店長に内定しており、今は大切な時期だった。しかし下村は、宇田川が売上金をちょろまかしていたことに気づき、告発すると言った。
念願だった店長になるためには、死んでもらうしかないでしょうが」と話す宇田川に「馬鹿者!」と怒鳴る目暮。
そこで目暮の携帯が鳴り、どうやら下村は一命をとりとめたようだ。着ぐるみが厚かったおかげで、致命傷には至らなかったのだ。

ちっ、もう少し深く刺しておけば・・」と言う宇田川。「なにぃ~?!このみっともない格好をした馬鹿者をとっとと連行しろ!」と目暮に指示され、高木と千葉はパンツ姿の宇田川を引きずっていった。

コナン「ほんっとに、みっともねぇ犯人だぜ・・

まとめ

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第789話「女王様の天気予報」
■ NEXT:
第791話「高木刑事、手錠で逃走」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第790話「米花(べカ)ポン出血大サービス」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・謎解き
・ネタバレ

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