名探偵コナン第200話のネタバレ!容疑者・毛利小五郎(後編)

シーズン5

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第200話「容疑者・毛利小五郎(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


Sponsored Link

登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

妃 英理
CV:高島雅羅
小五郎の妻で蘭の母。現在小五郎とは別居中で、妃法律事務所の弁護士。新一の母親の工藤有希子とは同級生で友人。

山村 ミサオ
CV:古川登志夫
群馬県警の刑事。

佐久 法史(さく のりふみ)
CV:小山力也
35歳。弁護士。

碓井 律子(うすい りつこ)
32歳。弁護士。

塩沢 憲造(しおざわ けんぞう)
CV:小島敏彦
41歳。弁護士。

三笠 裕司(みかさ ゆうじ)
CV:江原正士
37歳。弁護士。

警官
CV:千葉一伸、井上隆之、横尾博之

Sponsored Link

(前編)のストーリー

コナン、小五郎、蘭は、夏の暑さを避けるため、軽井沢のホテルへやってきました。

そこで偶然、小五郎の別居中の妻・妃英理と出会いました。英理は、弁護士仲間の佐久、律子、塩沢、三笠と旅行に来ていたのです。

その夜、酔って戻ってこない小五郎を捜しているうちに、密室内で死んでいる律子を発見。なんと現場の部屋には、小五郎が眠っていました。

当然、小五郎は重要参考人として警察へ連行されました。残ったコナンたちは、小五郎の無実を証明すべく事件の調査を始めました──。(前編へ)

あらすじ

山村刑事は、律子の部屋のドアに貼られていた『すみません、お金はちゃんと払いますとお伝えください』と歪な文字で書かれたメモ用紙について考えます。

英理は、律子と林に面識がないのは確かで、お金の流れがあるはずがないと話します。

しかし、ゴミ箱に捨てられたメモとボーイの証言から、2人が明日の2時に会う約束をしたのは間違いなさそうです。

となると、律子に協力することになっていた林は、一刻も早く律子と連絡をとりたがっていて、律子の居場所を塩沢に聞いて電話をかけてきたと考えるのが自然です。
 
 
 
その後、凶器の電話コードから小五郎の指紋が検出されました。

さらに、バーで酔って被害者に言い寄る小五郎の姿も目撃されていて、山村刑事は十中八九、小五郎が犯人で間違いないと断言します。

英理は、小五郎の手にコードの跡がついていなかったと訴えます。しかし山村刑事は、名探偵なら跡が残らない工夫をしたのだと推理します。
 
 
「でも!酔って言い寄ったぐらいで…」

「本当の動機は、恐らく事件でしょう。毎日のように凄惨な遺体を見続けていた彼は、つい自分でもやってみたくなっちゃたんですよ!」

(やべェな…。このヘッポコに任せてると、マジでおっちゃんが犯人にされかねない)
 
 
このままでは本当に小五郎が犯人にされてしまうと感じたコナンは、ドアのところで変なものを見つけたと指摘します。

それは結び目のついた3センチぐらいの細い糸で、ひしゃげて飛んだチェーンロックの鎖の欠片と一緒に落ちていたものです。

英理は、ひしゃげた鎖の欠片に奇妙な跡がついていることに気づき、密室のトリックを見抜きました。

コナンも英理も、犯人が電話コードを凶器に使った理由、小五郎の携帯をドア口に置いた理由、ドアのノブに札を掛けた意図、そして犯人の目星もつけていました。

しかし、肝心の証拠が見つからないのです。それに気になるのは、ドアに貼ってあったおかしなメモ用紙です。
 
 
英理は、音楽を聴いていないと考えがまとまらないと言い、蘭にMDを借りました。

しかし、英理はMDの操作を間違え、録音ボタンを押してしまいました。

この英理の様子を見ていたコナンは、それをヒントに手掛かりを見つけます。

机の上に置かれていたメニューを見て、犯人がドアに貼ったメモの意味を見抜いたのです。コナンは、それを遠回しに英理に伝えました。
 
 
 
その後、小五郎の弁護人として警察署へ行っていた佐久が戻ってきました。

小五郎は、かなり酔っていて何故律子の部屋にいたかさえ覚えていないと言い張っているようです。

そして警察も、名探偵の小五郎が殺人を犯すなど信じられないらしく、戸惑っているようです。

それを聞いた英理は、相談があると言って佐久を連れ出し、先に律子の部屋に行っていて欲しいと伝えます。

佐久は、ドアの前に2人分のハヤシライスが置いてある部屋へと入ります。その部屋にはコナンがいました。

コナンは、英理が密室のトリックを見破ったことを伝えます。

遺体発見時、部屋のドアにはチェーンロックがかかっていました。そのため、佐久がドアに体当たりしてチェーンロックを外したのです。

しかし、その鎖が最初から切られていて、切れた鎖の両端が糸で結ばれているだけだったとしたら、これは密室とは言えません。

そして体当たりでドアを強引に破れば、糸は切れて鎖が2つに分かれ、傍にいたコナンたちにはまるでチェーンロックが内側からしっかりかけられていたように見えるというわけです。

Sponsored Link

ネタバレ

遅れてやってきた英理は、佐久に推理を言い聞かせます。

犯人は、佐久法史です。

小五郎の携帯をベッドから離してドア口に置き、ドアの外側のノブに『起こさないで下さい』という札をかけて呼び鈴を押させないようにしたのは、酔ってベッドで眠っていた小五郎を起こさないためです。

もし小五郎が起きてしまえば、内側からチェーンロックを外され、糸で鎖を繋いでいることがバレてしまいます。

そして、佐久が犯人だという証拠は、彼が今この部屋にいることです。
 
 
「よくわかったわね。ここが彼女の部屋だって」

「そりゃあわかりますよ。だって、部屋の前にハヤシライスが…」
 
 
律子を殺害したあと、佐久が室内でチェーンロックのトリックを仕掛けている最中に呼び鈴が鳴りました。

ドアの覗き穴から確認すると、そこにはボーイが立っていて、机の上には『ハヤシ2』のメモが置かれていました。

それがハヤシライスのことだと勘違いした佐久は、怒ってメモを破り、ゴミ箱へ投げ入れました。

そして、再びボーイが来て呼び鈴を鳴らさないように『すみません、お金はちゃんと払いますとお伝えください』と書いたメモを札に貼ってドアノブに掛けました。

しかし『ハヤシ2』と書かれたメモは、ハヤシライスのことではなく、林弁護士と2時に待ち合わせということを意味していたのです。
 
 
「あれ?ハヤシライスなんて言いました?僕はルームナンバーを見てこの部屋に…」

「あら、気づいてないのね?この部屋のチェーンロック、切れてないでしょ?」
 
 
この部屋は、ホテルの人に頼んで英理が借りた部屋で、本当の律子の部屋は2つ隣りです。

つまり、佐久がこの部屋に足を踏み入れたということは、自分が犯人だと証明することになるのです。
 
 
「ごめんなさいね、罠にかけたりして。相手があなただったから一筋縄じゃいかないと思って」

「初めて分かった気がしますよ。あなたを敵に回した検察の方の気持ちが」
 
 
佐久は罪を認め、動機を話しました。

律子は、公害問題の裁判を担当していました。そして、その公害を受けていた村は佐久の田舎で、どうしても裁判を勝たせてやりたかったといいます。

初めは律子を自殺に見せかけるつもりでした。しかし、部屋には小五郎が眠っています。

自殺する人間が部屋に男を連れ込み、仲良くハヤシライスを頼むわけがないと思い、絞殺に切り替えて小五郎に罪を被ってもらうことにしました。

裁判に勝つために村の人間が弁護士を殺害したとなると、裁判官の心証が悪くなるからです。
 
 
「でも、碓井さんだって仕事で弁護を引き受けたわけだし、何も殺すことは…」

「彼女が仕事や生活のために弁護に立ったのならあんなことはしませんでしたが、名声を得てあなたに勝つためだけに村の人を苦しめていると知り、どうしても許せなかったんです」
 
 
佐久は、律子が酔った小五郎を部屋に連れ込んだのも、英理に勝ちたかったからだと伝えます。

英理は、信頼する律子がそんなことをするはずがないと訴えます。
 
 
「依頼人を信じて弁護をするのが我々の仕事ですが、あなたは信じすぎだ。人には目に見えない裏表があるんです。かく言う僕も、あなたのことを本気で狙っていた男の一人でね」

「あら、ありがとう。でもそんなんじゃ、あなたの弁護は引き受けなくってよ?」
 
 
 
翌朝、解放された小五郎は、山村刑事から英理の名推理を延々と聞かされていました。
 
 
「その時あんた何やってたんすか?」

「彼女の指示に従って囮のハヤシライスを置き、向かいの部屋で待機してましたよォ~」
 
 
小五郎は大きなため息をついた後、英理の居所を尋ねます。

山村刑事に教えてもらい、英理のもとを訪れた小五郎は──、
 
 
「悪かったな、英理。信じてたよ、お前なら俺の無実を晴らしてくれるって。そいやぁ蘭の料理にもそろそろ飽きてきてなァ、お前の一風変わった味が懐かしいっつうか、その…、そろそろ戻ってきてくれねェか。限界なんだよ…」
 
 
しかし、英理は何の反応も見せず、ジッと新聞を見つめています。

小五郎は英理の肩を掴み、『おい!聞いてんのか』と怒鳴り散らします。すると、英理の耳にはイヤホンが…。

英理はイヤホンを外し、怪訝な目つきで小五郎を睨みつけます。

そこへ蘭とコナンが駆けつけ、何を話しているのか尋ねます。
 
 
「弁護士の女王様の割には、最愛の夫の無実を晴らすのにちんたらしてたなーって」

「あら、最愛じゃなくて最悪の間違いじゃなくて?ま、これに懲りてお酒は控えるのね。セクハラ髭おやじさん」

「なんだとォ!?」
 
 
英理は、もうしばらくMDを貸して欲しいと蘭に頼み、去って行きました。
 
 
「もお~~~!お父さんのバカバカバカァ!」

エピローグ

後日、妃法律事務所では。

英理は、コーヒーを飲みながら何度も何度もMDを再生していました。

そのMDには、小五郎が話した内容が全て録音されていたのです。

「まだまだ、こんなんじゃ許してあげないんだから♪」

そう言いながらも、英理はご機嫌な様子でした。

まとめ

■ BACK:
第199話「容疑者・毛利小五郎(前編)」
■ NEXT:
第201話「10人目の乗客(前編)」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第200話「容疑者・毛利小五郎(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう