名探偵コナン第384話のネタバレ!標的は毛利小五郎

シーズン10

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第384話「標的(ターゲット)は毛利小五郎」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・謎解き
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル
    ■ 話数:
    第384話
    ■ 事件ファイル名:
    標的(ターゲット)は毛利小五郎
    ■ 放送日:
    2005年1月17日
    ■ 放送曜日:
    月曜日
    ■ 主題歌:
    OPテーマ START(愛内里菜)
    EDテーマ 忘れ咲き(GARNET CROW)
    ■ BACK:
    ⇒ 第383話「甲子園の奇跡!見えない悪魔に負けず嫌い」
    ■ NEXT:
    ⇒ 第385話「ストラディバリウスの不協和音(前奏曲)」
Sponsored Link

登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

佐藤 美和子
CV:湯屋敦子
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。捜査一課のマドンナ。車は赤のRX-7に乗っており、運転技術が非常に高い。

井上(浮田 博司)
CV:千葉一伸
バーのマスター。

・クリーニング屋の店主
CV:宮田浩徳

Sponsored Link

あらすじ

ある日の夜。バーを出た小五郎は、フラフラとした足取りで帰り道を歩いていました。

途中、建設現場の横を通ると、小五郎の頭上へ鉄パイプが落下してきました。

間一髪、鉄パイプを避けた小五郎は大事には至りませんでした。

 

その後、探偵事務所へ戻った小五郎は、蘭の手当を受けることに。

するとその時、携帯に一通のメールが送られてきました。

なんと、メールには『次は失敗しない。今度こそお前を殺す』という脅迫めいた殺害予告の文章が書かれています。

となると、先ほど落ちて来た鉄パイプは偶然の事故ではなく、小五郎に殺意があっての犯行と考えられます。が、当の本人には全く心当たりがありません。

 

その時、蘭は小五郎が持っていた携帯を見て、それが小五郎のものではないことに気づきました。

さらに、小五郎が帰って来た時に着ていた上着も彼のものではありません。その上着には『木村』と名前が入っていて、どうやら小五郎がバーで間違えて着てきてしまったようです。

つまり、上着と携帯は木村という人のもので、小五郎はその木村と間違えて狙われたということになります。

 

翌日。小五郎は、コナンと蘭を連れて昨夜のバーを訪ねました。

マスターの井上に『木村』という人物について尋ねてみると、昨夜、小五郎が酔っ払って眠っている間に木村が来店し、一時間ほど滞在していたことが判明。

木村は最近来るようになった客で、ボトルのサインで名前を知ったといいます。

 

その後、小五郎たちが探偵事務所へ戻ると、ちょうど高木刑事が訪ねてきました。

昨夜のメールを発信した携帯を調べたところ、架空名義で契約されたものだったといいます。

そして昨夜から現在までの間に、木村という名前で事故に遭ったり事件に巻き込まれた人はいないということです。

小五郎は、狙われているのは自分ではなく木村だ、と他人事のように話します。しかし蘭は、犯人が人違いをしていることに気づかず再び小五郎が狙われることになるかもしれない、と不安を漏らします。

 

そこへ今度は佐藤刑事がやってきました。

なんと、昨夜鉄パイプが落下した直後に現場から走り去る男を見た、という目撃証言が得られたというのです。

証言したのは建設現場近くに住んでいる学生で、男の顔は見えなかったが、右肘に火傷の痕のような傷があったと言っていたそうです。

しかし、現場には不審な指紋も含め、何も残されていませんでした。

 

「そうなると、木村さんを探してそこから辿って行くんだな」

 

と、相変わらず他人事のような小五郎。

そこでコナンと蘭は、小五郎を連れて木村という人物の手掛かりを探すことにしました。

 

しかし、クリーニング店で聞き込みをしている最中、一トラックが小五郎に向かって猛スピードで突っ込んできました。

クリーニング店に衝突したトラックは、すぐに車を後退させてそのまま逃走。

小五郎は、逃走するトラックにしがみついて車を止めさせようとします。しかし、乱暴な運転で振り落とされてしまいました。

この時、小五郎は運転していた男の右肘に火傷の痕のような傷があることを見逃しませんでした。

 

その後、クリーニング店の店主は病院へ搬送されました。怪我は軽傷で済み、2、3日で退院できるそうです。

一方、警察はトラックの持ち主を調べていましたが、やはり盗難車であることが判明。

目暮警部は、計画的な犯行として捜査を進めます。

その時、小五郎が持っていた木村の携帯に再びメールが届きました。『木村、今度こそ必ず殺す』、と。

 

自分を二度も襲い、さらに関係のないクリーニング店の店主まで巻き添えにしたことで激怒した小五郎は、犯人を捕まえると言って今にも走り出す勢いです。

佐藤刑事は慌てて小五郎を制しますが、いきり立つ小五郎は佐藤刑事の言葉など耳に入りません。

 

「天下に知られた毛利小五郎、たかが命を狙われているくらいでひょいこら隠れるなんぞ、んな物笑いになるような真似はできん!!」

 

ここまでくるとムキになっている、としか言い様がないのですが、あろうことか小五郎は自分が囮になって犯人を誘き出すと言い出しました。

目暮警部は、高木、佐藤両刑事をボディーガードにつけることを条件とし、渋々ながら承諾しました。

しかし、小五郎はその条件を断りました。刑事がボディーガードとしてついていたら、犯人が出てこない可能性があると考えていたのです。

 

「いかん!単独行動なんて危険すぎる!!」

「お言葉ですが警部殿、今回だけは聞けません」

 

巻き添えになって第二、第三の被害者が出ることを恐れた小五郎は、一人でその場を去って行きました。

 

そして、事件から3日が経ちました。

警察は木村という人物を懸命に捜していますが、何ら手掛かりは掴めていませんでした。

犯人の動機が小五郎への怨恨なら特定することは容易ですが、小五郎は木村という人物と人違いで狙われているのです。

その木村がどこの誰なのか全くわからず、二度の犯行で犯人は現場に証拠になるようなものを何一つ残していません。

つまり、現在のところ全くお手上げ状態である、ということです。

 

コナンは、犯人が指紋を残していないのは正体がバレることを恐れたためだと考えます。

指紋から正体がバレるということは、犯人の指紋はすでに登録されているということ。つまり、逮捕歴のある人物です。しかも、小五郎のことを知っている人物となれば──、

コナンは、小五郎の過去の事件ファイルを確認することにしました。

 

翌日。コナンがバーを訪ねると、ちょうど井上が小五郎に電話をしているところでした。

木村は、上着が違うことに漸く気づいた木村の妻から今朝連絡があったと報告しています。さらに、その妻が漏らしたという内容も小五郎に伝えていました。

『今朝、右肘に怪我をしている妙な男が木村の家を窺っていた。木村が写真を撮影するために米花湖へと出かけて行くと、その妙な男が木村を尾行して行った』と。

コナンは、井上の隙を見てバーの中へ入り、木村の名前が書かれたボトルの栓を開けて中の匂いを嗅いでみました。

 

バーを出たコナンは、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って目暮警部に連絡し、木村の居所がわかったと伝えます。そして電話を切ると同時に、米花湖へと急行します。

一方、小五郎は米花湖で木村を捜して歩き回っていました。

 

その後、目暮警部、高木刑事、佐藤刑事が米花湖に到着しました。

すると突然、湖に浮かんでいたボート目がけてライフルが撃たれ、ボートに乗っていた人影が見えなくなってしまいました。

目暮警部は、ボートに乗って木村を捜していた小五郎が撃たれたと考え、小五郎を救出するように高木刑事に命じます。

そこへ自転車に乗ってコナンが現れました。

「警部さん!おじさんは!?」

警察は湖を隈なく捜索します。しかし、湖面で上着とマフラーは発見されましたが、小五郎本人は見つかりませんでした。

 

その後、井上が車でやってきました。

「突然、木村さんの奥さんからの電話で、住所は聞きそびれて、とにかく毛利さんに早く知らせなくてはと、そればっかり頭にあったもので、まさかこんなことになるなんて…」

 

小五郎が亡くなったことで木村はガックリと項垂れました。

そこへ、大きなくしゃみをしながら小五郎が姿を見せました。小五郎の無事な姿を見て、目暮警部は喜びの声を上げます。

小五郎は、湖で拾った人形をみんなに見せました。

Sponsored Link

謎解き

【謎解き①】
木村<とサインされたボトル中には水が入っていた。

ネタバレ

コナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理を話し始めた。

そもそも、木村という人物は存在しないのだ。
つまり、犯人の狙いは最初から小五郎で、小五郎への動機をカムフラージュするために木村なる人物をでっち上げた。

仮に小五郎が殺害されたとすると、警察は小五郎の身辺を徹底的に洗い、そこから犯人にたどり着くことができる。
しかし、小五郎が人違いで殺害されたとすると、捜査は困難になる。
それは、小五郎と犯人を結び付ける接点がないからだ。

工事現場での事故、ひき逃げ、殺人予告のメール。
これらは全て、犯人が仕組んだカモフラージュだった。

小五郎は、井上の車に積んであるアタッシュケースの中を確認するように指示し、佐藤がとりに行くことになった。

井上は、無料サービス券を使って、バーで小五郎にだけ色々サービスを提供した。
そして、足しげくバーに通わせチャンスを待った。
小五郎が酔っ払って眠ると、兼ねて用意していた上着と携帯をすり替えた。

「いえ、本当に木村さんが来て・・」

「飲んで帰った?水をですか?」

【謎解き①】
木村のボトルの中身は水だった。

そこへ、佐藤が井上のアタッシュケースを持って戻って来た。
アタッシュケースを開くと、ライフルが入っていた。

「私が撃ったという証拠でもあるんですか?」

小五郎が抱えていた人形の左胸にライフルの弾が入っている。
その銃弾とライフルの線条痕、ライフルマークを照合して一致すれば、動かぬ証拠となる。

「でも、私には毛利さんを狙う動機がありません」

そこでコナンは、小五郎の過去の事件ファイルを目暮に手渡す。

小五郎を狙った動機は、小五郎に捕まえられたことの恨みだ。
事件ファイルには、犯人:浮田博司とあり、写真の人物は井上とは全く別人に見える。
しかし、浮田は当時の井上だ。
井上は、出所後顔を整形し、戸籍も変えて別人になった。

そこで、浮田と指紋を照合させるため、井上に指紋を提出するよう求めた。

すると井上は、その場に膝をつき、静かに動機を話し始めた。
以前、井上には恋人がいた。
その彼女と結婚するのに金が必要だった。
しかし、ようやくお金も貯まり最後の仕事という時、小五郎に捕まった。
そして、彼女は去っていった・・。
そこで、出所した後、全てをめちゃくちゃにした小五郎に復讐しようと考えた。

「バカを言うな!犯罪で得た金で幸せになれるはずがない!それを、毛利くんに逆恨みして、罪を重ねる事こそ愚かとは思わんのか!」

井上の動機を黙って聞いていた目暮は声を上げたのだった。

エピローグ

「俺ほどの有名敏腕探偵になると、いつ誰に狙われるかわからんしな」

小五郎は変装して探偵事務所の前でキョロキョロしていた。

そこへ、蘭とコナンが学校から帰ってきた。
変装した小五郎を見た蘭は・・

「泥棒!コナンくん、カバン持ってて!」

蘭は、コナンにカバンを放り投げると、小五郎に向かって走り出した。

「え、その人・・」

蘭は、得意の空手で小五郎をやっつけた。

「おい~!蘭~~!」

「お父さん!?どうしたのその格好・・」

小五郎は倒れ込んだ。

「怪しいヤツを見つけたら、すぐに知らせなさい・・」

(あんたが一番怪しいよ・・)

まとめ

■ BACK:
⇒ 第383話「甲子園の奇跡!見えない悪魔に負けず嫌い」
■ NEXT:
⇒ 第385話「ストラディバリウスの不協和音(前奏曲)」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第384話「標的(ターゲット)は毛利小五郎」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・謎解き
・ネタバレ
・エピローグ

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう