名探偵コナン第134話のネタバレ!奇術愛好家殺人事件(解決篇)

シーズン4

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第134話「奇術愛好家殺人事件(解決篇)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

鈴木 園子
CV:松井菜桜子
蘭と同級生で親友。鈴木財閥のお嬢様。

怪盗キッド
CV:山口勝平
宝石ビッグジュエル探し求め、世界中を騒がせている怪盗。

目暮 十三
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある

田中 喜久恵(たなか きくえ)
CV:福田裕子
28歳。ハンドルネーム『イカサマ童子』。

浜野 利也(はまの としや)
CV:岩松廉
27歳。ハンドルネーム『消えるバニー』。

黒田 直子(くろだ なおこ)
CV:田村真紀
25歳。ハンドルネーム『イリュージョン』。

土井塔 克樹(どいとう かつき)
CV:渡辺寛二
21歳。ハンドルネーム『レッドヘリング』。

荒 義則(あら よしのり)
CV:徳弘夏生
46歳。ハンドルネーム『無口な腹話術師』。ロッジのオーナー。

須鎌 清日呂(すがま きよひろ)
CV:田中冬星
23歳。ロッジのアルバイト。

西山 務(にしやま つとむ)
CV:浜田賢二
41歳。ハンドルネーム『脱出王』。

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(疑惑篇)のストーリー

蘭と園子は、インターネットの『奇術愛好家連盟』のオフ会に参加するため、雪山のロッジへやってきました。

しかし、ボードリーダーの西山務が自宅で殺害され、連続殺人を匂わす言葉が現場に残されていました。

下界とを結ぶ唯一の手段である吊り橋が燃やされ、雪山のロッジは孤立してしまいました。

そして第二の犠牲者・浜野利也の遺体が雪原の真ん中で発見されました。それは周りに足跡の全くない不可能犯罪。

これらの犯行は、オフ会に参加していないメンバー・影法師の仕業なのか──。(疑惑篇へ)

あらすじ

コナンは、犯人の使ったトリックを再現するため、ロッジオーナーの荒義則からホッチキス、ハサミ、長い紐を貸してもらいます。

その後、コナンの施した仕掛けによって、再びボーガンの矢が放たれ、部屋の窓ガラスが割られました。

慌てて駆けつけた蘭たちに、コナンは林の中で人影を見たと伝えます。そこで一同は、コナンを追って林へ向かいます。

そこでコナンは、腕時計型麻酔銃で園子を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で園子の声を使って推理を話し始めました。

まず、犯人が使ったトリックを再現するため、ボーガンを持って3階の浜野の部屋へ行くように蘭に指示します。

2本のボーガンの矢の後端に穴を開けておき、そこに紐を通して小さな輪を作って結び、そのふたつの輪に長さを計っておいた紐を通します。

その紐の中間に別の長い紐を2本結わえ付け、その両端をベランダの手すりに結び付ければ準備は完了。

あとは、矢をボーガンで1本ずつ撃ち放つだけです。

園子の指示に従って蘭が矢を放とうとすると、いつの間にか蘭の元へやってきた土井塔は、自分が代わりにやると申し出ました。

土井塔が放った矢は、紐を引きながら木の根本に突き刺さりました。そして次は、左側にある木の根元を狙います。

すると、矢によって作り出された紐の形は、ヨットのマストに張られた2枚の帆を形どりました。

そして、遺体に見せかけた布団を縛った紐についている小さな輪に、ヨットのマストに当たる2本の紐の片方を通します。

その布団をロープウェイのようにベランダから下へおろすと、周りの雪に足跡をつけることなく布団は裏庭の中央へ移動しました。

つまり犯人は、紐を遺体のベルトの穴に通し、このトリックを使って遺体を雪原の真ん中に放置したのです。

そして紐の回収方法は、ヨットのマストに当たるもう1本の紐を矢に結び付け、ベランダの手すりに結び付けた紐を切ると同時に、林の上空目がけて撃ち放つだけでした。

こうすれば、紐を遺体の周りの雪に触れさせずに裏庭から消し去ることができるのです。

犯人が吊り橋を燃やしてみんなを下界から隔離した理由は、警察が来る前に木に刺さった矢を回収するためでした。

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ネタバレ

犯人は、田中喜久恵です。

喜久恵は、自分が襲われたように見せかけて、容疑者から外れようとしました。

まず、窓の上の壁にホッチキスの針を打ち込み、それに紐を結わえ付けて重りをつけました。

そして残りの余った紐を上の階の手すりに通して、窓の下から部屋の中に入れました。

あとはその紐をベッドの上で固定し、洋服で隠しておけば、服をとるふりをして紐を切るだけで、自動的に窓ガラスが割れます。

そしてガラスが割れたのと同時に、服の下に隠しておいたボーガンを背中越しに撃ち、蘭たちが矢に気をとられている隙に紐を再び引っ張って重りを上げます。

さらにカーテンを開けてガラスが割れたことを蘭たちに確認させれば、あたかも外から誰かが矢を撃ち込んできたかのように見えるという訳です。

この直後に、下の風呂場の窓ガラスを割った仕掛けも簡単なものでした。

重りのついた紐を下の風呂場の窓の上にホッチキスで止め、余った紐を手すりから上に通してストッパーをつけ、窓の下に挟むだけ。

あとは窓を開けてストッパーを外せば、真下にある風呂場のガラスが割れるという寸法です。

鏡に刺さっていた矢は、喜久恵によってあらかじめ撃ち込まれたものでした。

そして喜久恵は、蘭たちが風呂場に向かっている隙に仕掛けを回収したのです。

その証拠に、その時落ちたホッチキスの針や、針の穴を風呂場の外で発見しました。

その後、みんなと一緒に林の中へ行った喜久恵は、みんなが足跡に気をとられている隙にボーガンを捨てました。そして木から矢を抜いたのもこの時です。
 
 
しかしこれらの仕掛けを用意して浜野を殺害するためには、自分が風呂焚き係に、そして浜野を宴会部長にする必要がありました。

そこで喜久恵は、浜野のマジックのさくらをして、それぞれの役割を自ら決めたのです。

そのマジックは、あらかじめ裏に印をつけた紙を用意しておき、さくらがその紙に名前を書き込んでマジシャンが印と名前を言い当てるものでした。

喜久恵は、目隠しした園子に紙と書けないペンを渡したのです。園子にはペンが書けないことも、最初から印がついていたこともわかりません。

つまり周りのみんなは、園子がランダムに印をつけたように錯覚するという訳です。
 
 
決定的な証拠は、喜久恵のブーツの中に入っていたボーガンの矢でした。

最初に林にかけつけた時、時間的に1本しか矢を抜くことができませんでした。

そして今、コナンを追って林に駆けつけた際、もう1本の矢を抜いてブーツの中に隠したのです。
 
 
動機は、喜久恵の祖父・春井風伝が亡くなったことによる悲しみ、でした。

喜久恵は、年老いた風伝が突然、脱出ショーをやると言い出したことを不審に思っていました。

そして風伝が事故で他界した後、遺品を整理していた時にチャットの記録、つまり風伝が脱出ショーをすることになった原因を発見しました。なんと風伝は、喜久恵のIDを使ってチャットに参加していたのです。

しかし脱出マジックをすると言い出したのは風伝本人です。そのことに関して、喜久恵はみんなを恨んでいないと話しました。

──が、事故の後、西山と浜野は、

「舞台の上で死ねて、彼も本望でしょう(笑)」

「年寄りの冷や水ってやつですか?」

というコメントをしました。

風伝は、脱出マジックが成功したあとで自分の正体をみんなに明かすつもりだったようです。

その風伝の未送信コメントを見つけた喜久恵は悲しくなり、西山と浜野への殺意が沸き起こってしまったのです。

しかし土井塔だけは風伝がチャットに参加していたことに気づいていて、ショーの前日に励ましのメールを送っていたようです。

土井塔が気づいたのは、彼自身がマジックの使い手だったからです。つまり土井塔の正体は──、

『どいとうかつき(土井塔克樹)』という7文字を並べ替えると、

『かいとうきっど(怪盗キッド)』となります。
 
 
 
キッドの正体を見破ったコナンは、ベランダに立つキッドと対峙します。

キッドは、死んだはずの風伝がチャットで通信し続けていることを不審に思ったため、ここへやってきたのだと打ち明けます。

そして、喜久恵を一目見て孫娘だと気づいたが、殺人を止めるには間に合わなかった、と苦痛な表情を浮かべます。

コナンも、できることなら今回の悲しい殺人を止めたかったという気持ちは変わりありません。

「俺は探偵じゃねェし、お前は風邪でぶっ倒れてた。仕方ないさ…」

そう言い残し、キッドは夜の闇に消えて行ったのでした。

エピローグ

その後、警察のヘリで小五郎と目暮警部が到着し、喜久恵が素直に自首して事件は静かに幕を閉じました。

しかしコナンと蘭は、事件が終わったその足でカラオケボックスに引っ張り出され、延々4時間も園子のオンステージに付き合わされました。

園子は、キッドに会えなかったことが悔しかったのです…。
 
 
 
そしてその3日後、園子は再びインターネットでいい男を見つけたという報告をしに来ます。

蘭は、呆れることなく何の仲間かと尋ねます。すると園子は、『盆栽』と答えました。

はしゃぐ園子を尻目に、コナンは呆れて何も言葉が出ませんでした……。

まとめ

■ BACK:
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第135話「消えた凶器捜索事件」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第134話「奇術愛好家殺人事件(解決篇)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

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