名探偵コナン第66話のネタバレ！暗闇の道殺人事件

シーズン2

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

名探偵コナン第６６話｜事件ファイル概要

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名探偵コナン第６６話｜登場人物

・江戸川　コナン
CV：高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

・毛利　小五郎
CV：神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

・毛利　蘭
CV：山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

・目暮　十三
CV：茶風林
捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある。

・高木　渉
CV：高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

・大村　淳（おおむら　じゅん）
CV：土師孝也
３８歳。小五郎の旧友。プラモデル店経営。

・生田　義郎（いくた　よしろう）
CV：青羽剛
２０歳。米花大学２年生。

・日下　正巳（くさか　まさみ）
CV：矢崎文也
２０歳。米花大学２年生。

・清水　洋一（しみず　よういち）
CV：坂野茂
２０歳。米花大学２年生。

・竹野　浩司（たけの　こうじ）
CV：宮本充
２０歳。米花大学２年生。

・中村　英則（なかむら　ひでのり）
CV：佐々木誠二
２１歳。米花大学２年生。

・鑑識課員
CV：千葉一伸

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名探偵コナン第６６話｜あらすじ

小五郎、コナン、蘭は、外で夕食を済ませた帰り道に、小五郎の旧友である大村淳に偶然遭遇。

小五郎に相談があるという大村の話を聞くと、最近大村の住んでいるマンションが夜になると決まって妙な音がするらしい。

壁を外から叩くような「ゴツン」という音で、音がしてからすぐに外を見ても誰もいない。

そんなことがもう一週間も続いていると悩む大村の疑問を解決すべく、小五郎たちは大村のマンションへ行くことにした。


マンションに着き、小五郎と大村はビールを飲みだした。

ビールがなくなったため、蘭とコナンが近くのコンビニへ買いに行くことになった。

その帰り道、街灯の壊れた道で男性がタバコを吸っていた。

そして向かいのマンションでは、酔っ払っている大学生たちが騒いでいた。

蘭とコナンが大村の部屋へ戻り、再び小五郎たちがビールを飲み始めると、「ガシャーン」と大きな音がした。

大村が隣の四畳半の部屋を確認すると、窓ガラスが割れていた。

そして外から「生田、返事しろよ、生田！」と声がした。

窓からその様子を確認した小五郎たちは、急いでそこへ向かった。

倒れている男性は、側頭部を鈍器で一撃されており、既に亡くなっていた。

付近にはタバコの吸い殻が多数捨てられていた。



目暮率いる警察が到着。

亡くなったのは、米花大学２年生の生田義郎。

そして被害者と一緒にいたのは、生田の友人である日下正巳。

今夜１０時に生田とここで待ち合わせしていた日下は、二言三言生田と話したと思ったら、突然生田が倒れたという。

他に人影はなかったが、街灯が壊れており暗かったため、見えなかっただけかもしれない。

そこへ生田や日下と同じ米花大学２年生の清水洋一が騒ぎを聞きつけやってきた。

清水は、向かいのマンションの５階の友人の部屋で、さきほどまで生田と酒を飲んでいたという。

その部屋を訪ねると、そこには竹野浩司、中村英則がいた。

部屋の持ち主は竹野で、生田、日下、清水、竹野、中村は、大学の山岳部の仲間だという。

生田は、７時頃からここでみんなと一緒に飲んでおり、９時に日下から電話があり、１０時少し前に部屋を出て行った。

しかし、日下は電話はしていないというが、竹野は確かに日下からだったと話す。

ちょうど電話があった時、生田はコンビニへ買い物へ行っていたため、竹野が電話に出たらしい。

電話をかけていないと言い張る日下に、小五郎はどうして待ち合わせ場所へ行ったのか尋ねた。

その問いに対し日下は、大学のロッカーにメモが挟んであり、生田に呼び出されたと答えた。

呼び出された理由は、大学へ持っていった学費を生田に盗られたことのようだが、証拠となるメモは捨ててしまったらしい。

生田に学費を盗まれ、何度頼んでも返してくれない。

そこで腹を立てた日下は、生田を殴り殺したのでは、と小五郎は推理する。

日下はそれを否定し、中村や竹野も生田のことを恨んでいたと話す。

そして中村は１０時頃、外の空気を吸いに少しの間部屋を出ていたらしい。

竹野が生田を恨んでいた理由は、半年前の冬山登山で生田と女子部員が遭難したことだった。

生田は、足に怪我をした女子部員を見捨てて自分だけ下山して助かった。

発見した時、女子部員は既に凍死しており、竹野はその女子部員の恋人だったのだ。

しかし、そのことで生田を恨んではいない、と竹野は話す。

そして１０時頃、今日中に仕上げなければならないレポートがあったため、一人で隣の部屋におり、竹野が外には一歩も出ていないことを清水が証明した。

竹野が一人で隣の部屋にいたのは２０分くらいだが、外に出るには清水や中村がいた部屋を通らなければならない。

そして窓は少ししか開かず、人が通ることは不可能だ。

コナンはコンビニの帰りに、この部屋の明かりがついていなかったことを確認している。

レポートを書いていたのなら、どうして部屋の明かりをつけなかったのか竹野に尋ねた。

しかし「この窓から出入りできない以上、竹野さんは白ですな」と小五郎は判断した。

コナンは、竹野が一人でレポートを書いていたという部屋でパチンコを見つけた。

電話はこの部屋にしかないようで、金魚の入っている水槽に赤い糸くずが入っていた。

そして灰皿の中には現場に落ちていたタバコの吸い殻があり、灰皿が山盛りになっていた。

ということは、生田はかなりのヘビースモーカーだったと考えられる。


大村の部屋は、竹野の部屋の真下だ。

コナンは大村の部屋で割れた窓ガラスを確認したが、窓を割ったと思われるものが落ちていない。

しかし、窓ガラスの破片に血が付着していることを発見した。

コナンがマンションの外へ出ると、高木と鑑識官がマンションの向かいの廃ビルの外壁についた血痕を調べていた。

（なぜこんなところに血痕が･･？）


暗闇の中、生田は壊れた街灯の下に立っていた。

外壁についた血痕と、生田の立っていた場所、そして大村の部屋の割れた窓は、一直線上にある。

コナンは、マンションの向かいの廃ビルの屋上へやってきた。

屋上の手すりには、やはり血痕が付着していた。

「わかったぞ、この事件の犯人と殺害の方法が！」

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名探偵コナン第６６話｜謎解き

【謎解き①】
金魚の入っている水槽に、赤い糸くずが入っていた。

【謎解き②】
大村の部屋の割れた窓ガラスの破片に血が付着していた。

【謎解き③】
マンションの向かいの廃ビルの外壁に血痕がついていた。

【謎解き④】
廃ビルの屋上の手すりに血痕がついていた。

名探偵コナン第６６話｜ネタバレ

コナンは竹野の部屋へ戻り、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせると、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使い、推理を話し始めた。

「とりあえず、署までご同行願いましょうか」と言う目暮を「待ってください目暮警部、今ここで私が事件の真相を解明します」と引き留めた。

この事件のポイントは、凶器の行方だ。

そこで注目したいのが【謎解き③】、犯行現場の向かいにある廃ビルの外壁に残された血痕。

そして、もう一つ血痕が残されている場所がある。

事件当時、大村の部屋にいたが、そこで奇妙なことが起こった。

事件発生の直後に、大村の部屋の四畳半の窓が割れ、その割れたガラスの破片に血痕がついていた【謎解き②】。

そこで小五郎は、【謎解き④】廃ビルの屋上の手すりについていた血痕を調べるように目暮に頼んだ。

その血痕のついている位置は、廃ビルの外壁の血痕のちょうど真上にあるはずだ。

目暮は、高木にトランシーバーを持たせ、廃ビルの屋上へ向かわせた。

やはり手すりには血痕がついていることが判明した。

廃ビルの壁、屋上の手すり、大村の部屋のガラスの破片、なぜその３ヵ所に血痕が残されているのか目暮は問う。

生田を殺害した凶器は、その３ヵ所を移動した。

つまり犯人は、現場に近づくことなく犯行を成し遂げた。


犯人は、現場から離れたこの部屋にいた竹野浩司。

「こんなところから生田を殺せるわけないでしょう」と否定する竹野。

そこで小五郎は、大村に釣り糸を、蘭にビニール袋へ小石を２、３個詰めて持ってくるように頼んだ。

釣り糸と小石が入ったビニール袋が用意され、目暮と高木に順を追って準備してもらう。

まず小石を１個とり出し、それに２本の釣り糸を結び付ける。

結び終えたら、竹野が一人でレポートを書いていると言った部屋の窓から竹野のパチンコを使い、廃ビルの屋上へ小石を飛ばす。

距離はわずか１１メートル、タクシー２台半分くらいで誰にでも飛ばせる距離だ。

目暮がパチンコで飛ばした小石は、廃ビルの屋上で待っていた高木の元へ飛んでいった。

高木は小石の釣り糸を解き、血痕のついた手すりを通して２本を結び付ける。

次に目暮は棚の上のロープを用意し、そのロープの先端に釣り糸の片方を結び付ける。

そして釣り糸のもう一方の端を手繰り寄せ、ロープを張り巡らせる。

釣り糸で手繰り寄せ、張り巡らせたロープのもう片方の先端に、小石が入ったビニール袋を結び付ける。

そこで目暮は、「毛利君、まさか･･これは」と目を見開いた。

高木は目暮に指示され、廃ビルの壁の血痕がついていた場所へやってきた。

「よし、始めるぞ」と目暮は声をかけ、窓の隙間からビニール袋を落とした。

生田の立っていた場所にいた高木は「うひゃああ･･！」と勢いよく飛んできた小石が詰まったビニール袋を避けた。

ビニール袋は、遺体のあった真上を通り、廃ビルの外壁の血痕の側へぶつかった。

こうして竹野は生田を殺害したのだ。

そしてすぐにロープを手繰り寄せてロープを回収した。

目暮がロープを手繰り寄せると、今度はビニール袋が大村の部屋の割れた窓の下に当たった。

大村が毎晩聞いた壁を叩くような音は、竹野が予行演習をしていたのだ。

しかし今夜は、凶器が窓に当たるという予想外のことが起こってしまった。

「生田があの街灯の下へ行ったのは、日下に電話で呼び出されたからですよ」と白を切る竹野。

日下は電話なんかしておらず、全て竹野の一人芝居だ。

電話のベルなんて、カセットに録音してラジカセにタイマーセットしておけば、好きな時間に鳴らすことができる。

あとはこの部屋で電話をとり、さも日下と話しているように演じれば済むことだ。

もちろん、生田殺害の犯人に仕立てるため、日下のロッカーにメモを挟んだのも竹野だ。

「だが毛利君、どうやって生田さんに狙いを定めたんだ。現場は街灯が割れていて真っ暗だったんだぞ」と指摘する目暮。

そう思わせるために竹野は街灯を割っておいた。

暗闇の中でも竹野には生田の位置がわかったのだ。

そこで小五郎は蘭に、コンビニの帰り道に見た生田は何をしていたか尋ねた。

蘭は、生田が壊れた街灯の下に立ち、タバコを吸っていたことを話した。

生田はヘビースモーカーで始終タバコを吸っていた。

竹野は、暗闇の中に浮かぶタバコの火を目掛けて凶器を投下した。

部屋の明かりを消していたのは、投下する凶器を誰かに見られるのを防ぐため。

となると、回収した凶器はまだこの部屋の中にあるということだな、と話す目暮。

「だったら部屋の中を調べて下さいよ、ビニール袋なんてありませんから」と自信たっぷりな様子の竹野。

そこで小五郎は、「竹野さん、あなたこんな季節に随分厚手の靴下履いてますなぁ」と。

それは登山用の靴下で、竹野はその靴下を裏返し小石を詰めて凶器にした。

犯行後は小石を金魚の水槽に捨て、靴下を表にして履いた。

その証拠に【謎解き①】、水槽の中の水草に糸くずがひっかかっている。

竹野の靴下と同じ、赤い糸くずだ。

その靴下の内側には生田の血痕がついているはずだ。

調べさせてもらってよろしいですか、と尋ねる目暮。

それに対し竹野は「必要ありません」と答えた。


動機は、やはり半年前の遭難事件だ。

山の事故では、涙を呑んで仲間を見捨てなければならないこともある。

生田を恨んじゃいけない、と竹野は何度も自分に言い聞かせたという。

だが、恋人に二度と会えないと思うと、まるで世界に独りぼっちで置き去りにされたように寂しくて、気が狂いそうだった･･。

そんなある日、ふと入ったスナックで生田と日下が飲んでいた。

そこで生田が「ケイコのやつがこの俺様を振りやがったから、癪に障ったんで置いてきぼりにしてやったのさ」と笑っていた。

それを聞いていた日下は、生田を咎めることもせず「ひっでーやつ」と一緒になって笑っていた。

許せなかった。

大切なケイコ（恋人）をそんなくだらない理由で見殺しにした生田が･･。

そしてその話を笑って聞いていた日下も。

竹野は「あとは全て、毛利さんの仰る通りです」とその場に膝をつき涙した。

名探偵コナン第６６話｜エピローグ

事件解決後、深夜２時過ぎ。

再び大村の部屋でビールを飲む小五郎に、大村はお開きにしようと声をかける。

しかし小五郎は「ひと眠りしたあとみたいにスッキリしてるんだな、これが」と大村に絡む。

コナン（あったりめーだ。本当にひと眠りしてたんだからな）

コナンは、窓から空を眺めている蘭が気になり近づく。

「今夜は七夕だったのよね。一年に一度だけ恋人と会える日。どうしてるかな、新一」と眉を下げ呟く蘭。

コナンは「でもきっと新一にいちゃんも、この星空を見上げてるよ」と声をかけた。

「そうね」と、蘭は優しく笑った。

まとめ

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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。