名探偵コナン第51話のネタバレと感想！ゴルフ練習場殺人事件

シーズン2

小五郎が大会出場のためにゴルフの練習に励んでいると、突然となりのレーンが爆発！？

Next Conan’s HINTは「ゴルフセット」でしたが、これがどのような手掛かりとなるのでしょうか？

それでは、アニメ「名探偵コナン」第51話「ゴルフ練習場殺人事件」のあらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください！

名探偵コナン第51話のあらすじ

ゴルフの練習

ある日、探偵事務所の小五郎のもとに日売テレビから電話がかかってきました。

チャリティーゴルフ大会に参加しないかという内容だったのですが、小五郎は「ゴルフが苦手」という理由で断ります。

ところが参加者の中に沖野ヨーコがいることが判明し、そのヨーコが自分を推薦してくれたと知った小五郎は受話器を持ってうんうん頷き参加することを承諾しました。

それから3日後の早朝。小五郎はコナンと蘭を連れて米花ゴルフガーデンを訪れました。

さっそく小五郎が打ちっぱなしの練習を始めると、五井電機（いついでんき）の従業員4人がガーデンにやってきました。

そのメンバーは商品開発部部長の橘英介（たちばなえいすけ）、課長の安井稔（やすいみのる）、主任の大久保達也（おおくぼたつや）、社員の南智史（みなみともふみ）です。

事件発生

コナンはなかなか上達しない小五郎に痺れを切らせて他の人の練習を見に行くことにしたのですが、南に危ないと注意されて渋々小五郎のもとに戻ることに。

その後も小五郎は練習を続けますがうまくいかず、コナンと蘭が関心を失いかけた直後、隣のレーンで爆発が起こりました。

コナンと小五郎が駆けつけるとそこには黒焦げになった橘が倒れており、すでに絶命していました･･。

橘と同じレーンにいた大久保と南は怪我をしたものの大事に至らず、ガーデンスタッフによって傷の手当てが施されました。

この時、コナンは独特のツンとする臭いを嗅ぎとり、何者かが黒色火薬を爆発させて橘を殺害した可能性が高いと考えていました。

捜査開始

このあと、目暮警部たち警察が到着し、事件の捜査が始まりました。

遺体の傍にはドライバーヘッドやボールの破片が散乱しているのですが、鑑識の結果、ボールの中に黒色火薬が仕込まれていたことが明らかになりました。

つまり、橘がクラブでボールを打った瞬間にその衝撃で爆発する仕組みになっていたということです。

さらに、このガーデンのボールは全て青いラインで統一されているのですが、爆発したボールは赤いクロスラインが入っていました。

小五郎の推理

橘個人を狙った犯行なのか、それとも無差別テロなのかという話になると、安井、大久保、南の3人に橘を殺害する動機があったことがわかりました。

大久保は新製品のアイディアを橘の名前で発表されたこと、南はいいアイディアを出しても橘に認めてもらえずずっと無視され続けていたこと、安井は最愛の恋人を橘にとられたことです。

そこで小五郎は犯人がわかったと発言し、犯行の手口から順を追って説明することにしました。

まずは犯行の手口ですが、犯人は爆弾入りのボールを他のボールと一緒に機械に紛れ込ませて被害者に打たせました。

次に犯人の正体ですが、大久保が貸出機から出したボールを橘の機械に入れている時、南はトイレに行っていて、安井は自分の機械にボールを入れていました。

この時点で南は容疑者から外され、安井は自分のボールを被害者に分けていたという理由から犯行は可能だったと考えられます。

さらに爆発の時、現場のすぐ近くにいた大久保と南は巻き添えを食って怪我を負っていますが、コーヒーを頼みに行っていた安井は無傷でした。

以上のことから、小五郎は「犯人は安井」と推理しました。

言い逃れができない証拠

このあと、安井のゴルフバッグから赤いクロスラインの入ったボールが見つかりました。

小五郎は不発だった時のためにもう一つ予備を用意していたと推理し、安井が犯人だと断定しました。

一方その頃、コナンは芝生の上で青いラインの入った焦げたゴルフボールを発見し、真犯人の正体を突き止めていました。

画像引用：名探偵コナン公式サイト

あの爆弾のボールの破片は一体！？そうか、これは犯人のトリックだ！！

名探偵コナン第51話のネタバレ

コナンは腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理ショーを始めました。

爆発の真相

今回の爆発は被害者が爆弾入りのボールを打ったために起きたものではありませんでした。

確かに現場には黒焦げになったボールの破片が落ちていましたが、ネットの奥の鉄柱の下にも火薬の臭いがする黒焦げのボールが落ちていました。

実は、犯人は爆弾入りのボールを橘の機械の中に入れたのではなく、最初からドライバーのヘッドに埋め込んでいたのです。

橘がボールを打った瞬間に爆発し、現場に焦げたボールの破片が残っていたとなれば、当然誰もが「打ったボールが爆発した」と考えるはずです。

だから犯人は爆発後に用意してきた信管付きのボールを現場に置いたのです。

犯人はこの人！

犯人は南智史です。

証拠は凶器であるドライバーを細工することができたのは南だけだと判明したことでした。

先日、橘の使用するドライバーのシャフトにヒビが入っていたため、安井は修理に出すように南に命じました。

ガーデンオーナーの勝田の話によると、預かったドライバーの修理が終わったのは一昨日の夜で、その時すぐに南に返したといいます。

となると、橘のドライバーは一昨日の夜から今朝まで南の手元にあったことになり、細工する時間は十分にあったはずです。

動機は才能を認めてくれない橘と、そんな橘に諂ってばかりの安井に復讐するためでした。

すべて計画通りだったのに･･

この日、南は容疑者を安井一人に絞らせるためにいくつかの行動を起こしています。

まず一つ目はガーデンに着いてすぐにトイレに向かったことです。

実は、安井はいつも自分の打つボールを南に貸出機から取って来させて、その中から10球ほど橘の機械に入れさせていました。

今回、その役を安井にさせるためにわざとトイレに逃げ込み、「機械にボールを入れた安井が犯人だ」とみんなに思い込ませようとしたのです。

二つ目は爆発の瞬間に安井を現場から遠ざけたことです。

これは安井がいつも橘がドライバーを交換するタイミングに合わせてコーヒーを頼みに席を立つことでうまく解決できました。

三つ目は自分を完全に容疑者から外させるために、爆発の瞬間、わざと現場のすぐ近くに立っていました。

その結果、大久保とともに南も怪我を負ったのですが、爆発する寸前に咄嗟に左手で目を庇って柱の陰に隠れたため、ほぼ体全体に傷を負った大久保と違って南の怪我は左肘の外側と左足の膝から下だけでした。

エピローグ

次の日曜日、小五郎は沖野ヨーコと同じ組で回ることを条件にチャリティゴルフ大会に出場しました。

ヨーコが見事なショットを決めた後、小五郎の番となったのですが･･

打った球はスタッフのカメラに直撃し、一瞬で場の空気が冷ややかなものになったのでした。

名探偵コナン第51話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数	第51話
事件ファイル名	ゴルフ練習場殺人事件
放送日	1997年3月10日（月）
OPテーマ	Feel Your Heart（VELVET GARDEN）
EDテーマ	迷宮のラヴァーズ（heath）
BACK	第50話「図書館殺人事件」
NEXT	第52話「霧天狗伝説殺人事件」

登場人物・声優

江戸川　コナン CV：高山みなみ	小学生の姿になった主人公
毛利　蘭 CV：山崎和佳奈	新一（コナン）の幼馴染み
毛利　小五郎 CV：神谷明	毛利探偵事務所の主人
目暮　十三 CV：茶風林	警視庁捜査一課強行犯三係の警部
沖野ヨーコ CV：天野由梨	小五郎が熱烈に応援しているアイドル歌手
橘　英介 CV：渡部猛	56歳。五井電機・商品開発部部長
安井　稔 CV：坂口進也	44歳。五井電機・商品開発部課長
大久保　達也 CV：吉田幸紘	35歳。五井電機・商品開発部主任
南　智史 CV：平田広明	28歳。五井電機・商品開発部社員
勝田 CV：長克巳	ゴルフガーデンのオーナー
鑑識課員 CV：中嶋聡彦
警官 CV：中山秀征
司会者 CV：高木渉