名探偵コナン第1133話のネタバレと感想！ベストハズバンド

シーズン29

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小五郎は相談があると言われ、初の女性総理大臣になるかもしれないとウワサの政治家・陸奥麗子の自宅を訪ねました。

そこに麗子を襲う不審な男が現れたのですが、小五郎の存在に気づいた男は麗子の夫・太郎がいる地下室に逃げ込んでしまいました。

今回は大きなお屋敷で事件が発生するようですが、一体どんな事件がまっているのでしょうか。楽しみですね！

それでは、アニメ「名探偵コナン」第1133話「ベストハズバンド」のあらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください！

名探偵コナン第1133話のあらすじ

依頼人の屋敷に不審者現る

コナン、小五郎、蘭は政治家の陸奥麗子（むつれいこ）の屋敷にやってきました。

麗子は初の女性総理大臣になるかもしれないとウワサされている人物で、小五郎にとっては大切な依頼人。内密に相談したいことがあるそうで、自宅に招待されました。

小五郎

なんでお前らまで・・

蘭

見張りよ、みーはーりっ！

と、コナンと蘭も見張りとしてついてきました。

久々に青ベスト姿のコナンくん登場！！屋敷の広さを表現するために、コナンくんがめっちゃ小さく描かれてるのが可愛すぎます( ´艸｀)

麗子の秘書・乾紳司（いぬいしんじ）に迎えられて屋敷の中に入ると、正面には陸奥家が輩出した歴代の大物政治家の肖像画が飾ってありました。

乾は小五郎たちを応接間に案内し、麗子を呼びに行きました。──が、麗子も乾もなかなか姿を見せません。

ようやく乾が戻ってきたその直後、屋敷内に麗子の悲鳴が響き渡りました。

コナンたちが玄関ホールに飛び出すと、外から駆け込んできた麗子が小五郎の胸に飛び込み、助けを求めました。

画像引用：江戸川コナン公式X

そのすぐあとに、麗子を追ってきた不審な男が姿を現しました。帽子、マスク、サングラスで顔を隠し、左手にはナイフを持っています。

男が小五郎たちに気づいて玄関を飛び出したので、小五郎は蘭に警察に連絡するように指示し、コナンとともに男を追いかけます。

小五郎とコナンくんが警察に通報して、蘭ねえちゃんを不審者と戦わせた方が捕まえられる確率が高そう( ´艸｀)

男は別館の地下室に逃げ込むと、カギをかけて立て籠もってしまいました。

麗子は男が逃げ込んだ室内に夫の陸奥太郎（むつたろう）がいると言って焦りを浮かべます。

乾が急いでカギを取りに行きドアを開けると、室内にはナイフで刺された男が倒れており、その傍らには太郎がナイフを左手に持ったまま座り込んでいました。

太郎さんは無事みたいですが、不審者が亡くなってしまったようです・・。

不審者の正体

しばらくして、目暮警部、高木刑事ら警察が到着し、事件の捜査が始まりました。

亡くなった男の名前は赤松猛（あかまつたけし）といい、どうやら塀を乗り越えて侵入し、麗子を襲ったようです。

高木刑事から「お金のためなら何でもするゴロツキで、最近は金回りが良かったようだ」と報告を受け、小五郎は何者かに大金で雇われて麗子を襲った可能性があると睨みます。

たしかに麗子は政治家故に他人と意見が衝突することが多く、それが恨みにつながった可能性も考えられます。

しかし、コナンは赤松の不自然すぎる行動が気になっていました。

それは、小五郎に追いかけられた時、そのまま真っ直ぐ進めば門から外に出られたのに、途中でわざわざ曲がって別館に向かったことです。

しかも、逃走が困難になることが目に見えているのに、なぜか地下室に逃げ込んでいます。

不審者は屋敷の構造を知っているような逃げ方だったので、この屋敷の住人か、来たことがある人物の可能性が高いですね。

太郎、麗子、乾の証言に不信感

太郎はナイフを持った赤松が突然部屋に入ってきたことに驚いて無我夢中で抵抗し、気づいたら赤松が倒れていたと証言。

小五郎はひどく汗をかいている太郎の姿を見て、室内の暖炉に注目しました。すると、つい先ほどまで薪を焚いていた痕跡があります。いくら地下室が涼しいとはいえ、夏に暖炉を使うのは妙です。

そのことについて指摘すると、太郎は目を泳がせ言葉を詰まらせます。

すると、麗子が「主人は繊細でショックを受けると記憶が飛んでしまうことがある」と説明。

さらに、乾も「新進膠着状態の太郎さんがしたことで、暖炉などに意味はない」と語気を強めました。

記憶が飛ぶことがよくあるなんて恐ろしいですね。もっと上手な言い訳はなかったのでしょうか(;^_^A

ま、小五郎が目暮警部と目を合わせて鼻を鳴らしていたので、太郎を庇った2人が怪しいことは明白です。

その後、目暮警部は太郎を警察署に連行することにしたのですが、麗子と乾は「これは正当防衛なので行く必要はない」と訴えます。

その時、太郎は「人を殺めたのが麗子さんじゃなくボクで良かった」と発言。

たしかに不可抗力とはいえ、平和運動に力を入れている麗子が人を殺めたとなればイメージダウンになってしまいます。

この時、コナンと小五郎は麗子と太郎のやりとりを不審に感じました。

そこで、コナンは「なぜカギが開いた途端に地下室に飛び込んだのか」と麗子に質問をします。

乾がカギを開けた時、一番最初に部屋に入ったのは麗子だったのですが、万が一太郎がやられていたとしたら、赤松がナイフを持って待ち構えていたかもしれません。

コナンの問いに麗子が言葉を詰まらせると、乾はその話を遮り、カギをかけて密室をつくったのは赤松本人で、その密室の中で赤松を殺害できたのは太郎だけだと訴えました。

画像引用：江戸川コナン公式X

証言するたびにどんどん怪しくなりますね。まさか三人で共謀？

くしゃくしゃの写真

太郎が返り血を浴びた服を警察に提出するため自室で着替えを行う間、高木刑事とコナンたちは部屋の中で待っていました。

麗子やゲストには広々とした部屋が与えられているようですが、太郎の私室はこじんまりとしていました。

着替えを鑑識員に預けた後、太郎は片付けがしたいと言ってデスクの上に置いてあったペーパーナイフを左手で引き出しにしまい、警察署に向かうため高木刑事とともに部屋を出ようとしました。

──が、太郎がデスクを気にしていることに違和感を覚えた小五郎は二人を引き留め、デスクの横に置いてあるごみ箱の中を確認しました。

中にはくしゃくしゃに丸められた紙が入っていたのですが、開いてみると、それは麗子と乾の仲睦まじい様子を撮った隠し撮り写真でした。

小五郎

なるほど、そういうことか！

画像引用：江戸川コナン公式X

おっちゃんナイス！！けど、証拠品を素手でさわらないで～(;’∀’)

ここから先はネタバレになるので、アニメを見ていない方はご注意ください。

名探偵コナン第1133話のネタバレ

小五郎の推理

警察の調べで、写真に赤松の指紋が多数ついていることが判明。

つまり、赤松は麗子を殺めにきたのではなく、写真をネタに強請りにきたということです。

麗子は赤松に強請られていたことを認め、彼の弱みを探るために小五郎を呼んだと告白するも、今回の事件とは関係ないと主張。

そこで小五郎は、これまで不審に感じたことを打ち明けることにしました。

遺体が腕時計を左手につけていたことから、赤松は右利きということがわかります。

しかし、麗子を襲った暴漢は左手にナイフを持っていました。そして、太郎も左手でペーパーナイフを持っていました。

つまり、麗子を襲って小五郎たちの前に現れた暴漢は、赤松に変装した太郎だったということです。

暖炉を焚いたのは変装道具を燃やすためと、赤松の遺体を温めて死亡推定時刻を誤魔化すためでした。

太郎

犯人はボクです。それでいいじゃないですか！

小五郎

あなたがそこまでして庇う人物は一人しかいない

小五郎は麗子が犯人だと推理します。

暖炉で温められていたとはいえ、死亡推定時刻の誤差はせいぜい30分で、小五郎たちが屋敷に着いた頃に殺害されたことになります。

その時間、小五郎たちと一緒にいた乾に犯行は不可能で、もし乾が犯人だとしたら太郎が庇う理由がありません。

そして、太郎が犯人なら、そもそも赤松に変装する必要がありません。

となると、犯人は麗子しかいません。

眠らぬ小五郎

麗子は小五郎の推理通りだと罪を認め、こうなった経緯を話しました。

麗子は赤松に脅されて何度もお金を払ってきたが、それを太郎に気づかれ、離婚を覚悟で太郎にすべてを話しました。

ところが、太郎は怒るどころか一緒に解決しようと言い、太郎の提案で小五郎に依頼することに決めました。

しかし、小五郎が来る直前に赤松がやってきて、再びお金を要求してきました。

小五郎に相談したことを話すと、逆上してナイフで襲い掛かってきました。

麗子は無我夢中で抵抗し、気づいたら赤松が倒れていました。

太郎

僕が異変に気づいて駆けつけた時にはもう・・

乾

私も先生を呼びに現場に行って慌てました

麗子はすぐに自首をしようとしましたが、太郎に「今まで築き上げた地位が台無しになる」と止められ、自ら罪を被るという太郎の提案を受け入れました。

そして、太郎は赤松に扮して小五郎たちの前に現れ、地下室に逃げ込んで自分以外に犯行は不可能という状況を作り出したというわけです。

まさかのおっちゃん覚醒回！コナンくんの出番ナシ！？(´;ω;｀)

小五郎の推理で事件は無事に解決した、と思われたのですが・・

蘭

あ！眠ってない！！

小五郎

あーっはっは！やっぱ達成感、ちがうなー

小五郎が「眠らぬ小五郎」と喜んでいる間、コナンは未だ残っままの違和感を考え、蘭の発言をヒントについに閃きました。

画像引用：江戸川コナン公式X

利用された小五郎

夕暮れ時になり、みんなが帰ったあとの屋敷内はしんと静まり返っていました。

その静寂の中、太郎は突然大声をあげて不気味に笑いました。

眠りの小五郎

これはこれは、随分と楽しそうですな

誰もいないと思っていた太郎は驚き振り返ると、そこには眠りの小五郎の姿がありました。

真犯人は太郎だったのです。

小五郎が暖炉の件に違和感を抱いたのも、暴漢が左利きだったことに気づいたのも、不倫写真をごみ箱の中で見つけたのも、すべてきっかけは太郎でした。

つまり、小五郎の推理は太郎によって導かれたものだったということです。

先ほど太郎は「異変に気づいて駆けつけた時にはもう・・」と言っていましたが、地下室は防音なので麗子の悲鳴や音が聞こえるはずがありません。

太郎は赤松に麗子を襲って返り討ちに合って殺害されたフリをするように依頼しました。

そして今日、赤松は見事にその計画をやり遂げました。

その後、麗子と乾を説得し、二人を地下室から出て行かせると、赤松に血のりのついた服を着替えさせ、改めて赤松を殺害しました。

わざわざ服を着替えさせたのは、麗子を本物の殺人犯に仕立て上げ、妻を庇おうとした良き夫を演じるためです。

今回の計画を実行するためには、太郎にとって都合の良い真実を見抜かせる探偵役が必要でした。だから小五郎に相談するように進言したというわけです。

決定的な証拠

麗子は普段はベージュのマニキュアを塗っていますが、今日は濃い色のネイルをしていました。

それは返り血を洗い流した際、残ってしまった爪の間の血を隠すために塗ったものです。

つまり、麗子の爪の間には赤松の死を偽装した血のりが残っているということです。

その血のりは赤松の死が偽装で、赤松がその時点で生きていたことを証明するものです。

そして、そこから遺体となって発見されるまで赤松と一緒にいたのは太郎だけです。

つまり、太郎以外に赤松を殺害することは不可能ということです。

太郎は「オレがやった」と罪を認めました。

いいか！陸奥家の当主はオレだ！このオレなんだよ！！なのに親父のヤツ、麗子を選びやがった。おかげでオレは麗子のオマケ扱いだ。ふざけやがって！！

逆上した太郎は花瓶を手に小五郎に襲い掛かります。──が、控えていた高木刑事によって止められ、そのあとに目暮警部、麗子、乾が姿を現しました。

血のりだけでは証拠として心許なかったため、高木刑事にボイスレコーダーで自白を録音するように指示していたのです。

太郎

クソ！はめたのか・・

眠りの小五郎

私を利用しようとしたお返しですよ

エピローグ

こうして事件は解決し、コナンたちは高木刑事の車で送ってもらうことに。

小五郎

ほにゃっ！？一件、らくちゃくぅ？

蘭

やっぱりお父さんはこうでなきゃ

と、うつらうつらの小五郎を見て、コナンは笑いながら呆れるのでした。

名探偵コナン第1133話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数	第1133話
事件ファイル名	ベストハズバンド
放送日	2024年8月24日（土）
OPテーマ	Unraveling Love ～少しの勇気～（倉木麻衣）
EDテーマ	夢で逢いましょう（SARD UNDERGROUND）
BACK	第1132話「円谷光彦の探偵ノート3」
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登場人物・声優

江戸川　コナン CV：高山みなみ	小学生の姿になった主人公
毛利　小五郎 CV：小山力也	毛利探偵事務所の主人
毛利　蘭 CV：山崎和佳奈	新一（コナン）の幼馴染み
目暮　十三 CV：茶風林	警視庁捜査一課強行犯三係の警部
高木　渉 CV：高木渉	警視庁捜査一課強行犯三係の刑事
鑑識員 CV：尾高慶安
陸奥　麗子 CV：遠藤綾	42歳。政治家
陸奥　太郎 CV：下和田ヒロキ	42歳。麗子の夫
乾　紳司 CV：船木まひと	55歳。麗子の秘書
赤松　猛	37歳