名探偵コナン第154話のネタバレ!園子のアブない夏物語(後編)

シーズン4

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第154話「園子のアブない夏物語(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

鈴木 園子
CV:松井菜桜子
蘭と同級生で親友。鈴木財閥のお嬢様。

横溝 参悟
CV:大塚明夫
静岡県警捜査一課の刑事。小五郎のことを尊敬している。人に話しかける時に顔を近づけすぎる癖がある。

京極 真(きょうごく まこと)
CV:檜山修之
旅館の主人の息子。海の家でアルバイトしている。

道脇 正彦(みちわき ただひこ)
CV:平田広明
大学生。

寺林 省二(てらばやし しょうじ)
CV:宝亀克寿
千葉県警の刑事。

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(前編)のストーリー

コナン、蘭、園子は、伊豆のビーチにやってきました。そこでコナンは、真夏の珍事を目撃しました。

なんとお嬢様の園子に、道脇正彦という彼氏ができたのです。

しかし、天にも昇る気持ちで夕食に誘ってくれた道脇を待っている時、園子が何者かに襲われてしまいました。

園子を襲った犯人は、本当にただの下着泥棒なのか。そして、蘭がどこかで見たという旅館の息子・京極真とは、一体何者なのか──。(前編へ)

あらすじ

翌日。コナン、蘭、園子は、道脇に誘われて呪いのレストランにやってきました。崖の上に立つレストランを見て、蘭は歓喜の声を上げます。

一方、寝不足の園子は、大きな欠伸をして今にも眠りに落ちてしまいそうです。昨夜、布団の中で襲われたことを思い出してしまい、一睡もできなかったのです。

道脇が駐車場に車を停めた後、園子は車で寝て待っていると言い出しました。やむを得ず、コナンたちは三人でレストランへ入ることになりました。
 
 
 
その後、食事を終えたコナンたちが雑談していると、京極が現れました。京極は、園子の姿が見えないことを気にして蘭に尋ねます。

蘭は、園子が車の中で休んでいることを伝え、窓から駐車場に目を向けます。すると突然、道脇の車が動き出しました。

コナンは、車の進行方向が崖になっていることに気づき、慌ててレストランの外に飛び出しました。

車を追いかけて走っていた時、コナンはロック開けの道具を蹴飛ばしたことに気づきました。しかし、今は車を止める方が先です。

コナンは、車のサイドミラーにしがみつき、車内の様子を窺います。なぜかサイドブレーキは下りた状態になっていて、園子は未だ眠ったまま……。

蘭は車の天井に手をつき、膝を使って窓を蹴破りました。そして内側からドアの鍵を開け、目を覚ました園子を自分に掴まらせて一緒に外へ転がりました。

その直後、車が崖から転落していきました……。
 
 
道脇とともに駆けつけた京極は、なぜサイドブレーキをかけなかったのかと怒り、道脇の胸ぐらを掴みます。

道脇は、きちんとサイドブレーキをかけたと証言します。確かに、道脇がサイドブレーキをかけ忘れたとしたら、もっと早くに車は動き出していたはずです。

コナンは、駐車場にロック開けの道具が落ちていたことを知らせます。恐らく、何者かが車の鍵を開け、わざとサイドブレーキを下ろして園子を殺害しようとしたのです。
 
 
 
その後、通報を受けて横溝刑事たち警察が駆けつけました。

園子が車の中で寝ている間に誰かが車の鍵をこじ開けサイドブレーキを解除。そして緩やかな坂道から崖下に車を転落させた、という線で捜査が始まりました。

園子は京極を疑いますが、コナンは京極が犯人でないことを確信していました。

車が動き出した時、京極はすでにコナンたちが食事をしていたレストランの中にいました。

もし京極が車のドアをこじ開け、サイドブレーキを解除してからレストランに来たのなら、入口から入ってくるところをコナンたちに見られているはずです。

そして道脇も犯人ではありません。道脇は、コナンたちと一緒のテーブルで食事をしていて、一度も席を外しませんでした。

となると、犯人は一体誰なのか……。
 
 
横溝刑事は、警察署で詳しい話を聞かせて欲しいと言い、園子を警察車両へ誘導します。しかし、園子は恐怖心から車に乗ることを拒みました。

そこで道脇は、自分と一緒に歩いて警察署へ行こうと提案します。横溝刑事は、園子が茶髪だということ、そして一度狙われていることから危険だと注意を促します。

園子は、いざとなったら蘭がやっつけてくれると自信満々の笑みを見せ、横溝刑事の気遣いをさっさと払い除けてしまいました。

こうして、コナンたちは徒歩で警察署へ向かうことになったのですが……。

コナンは、園子が狙われなければならない理由を考えます。

しかし、犯人が本当に園子の命を狙っているのなら、なぜ車の鍵をこじ開けた時に実行しなかったのか。なぜわざわざ車を転がして崖下に落とすなど手間のかかる方法が必要だったのか。
 
 
園子は、自分の荷物が全てなくなってしまったことに肩を落とします。しかし、道脇が車まで失ってしまったことに気づいた園子は、それ以上何も言うことはしませんでした。

コナンは、やはり犯人の目的は写真の可能性が高いと推理します。そのため、車ごと園子の荷物を崖から落とす必要があったのです。

道脇は、自分たちを尾行している不審な男に気づき、園子の手を引いて走り出しました。コナンと蘭は、慌てて園子たちを追いかけます。

林の中へ入った途端、道脇は二手に分かれて追っ手を撒こうと提案しました。

そしてコナンと蘭、道脇と園子という二組に分かれて林の中を走り抜けることになったのですが──。

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ネタバレ

コナンは、この林が線路沿いに面していて、昨日遺体が発見された現場であることに気づきました。

今日と同様に、一昨日の夜もコナンたちがこの付近を通った時にちょうど電車が通っていました。

蘭は、未だに追いかけてくる不審な男に不意打ちを食らわせ、目的が何なのか追求します。

そして蘭は、男の二の腕を掴んで園子が噛みついた歯形が残っていないか確かめます。しかし、無実だと訴える男の腕には、歯形などついていませんでした。

蘭が飛び退いた後、男は懐から『千葉県警』と書かれた警察手帳を取り出し、刑事だと名乗り出ました。

警察手帳を確認すると、男の名前は寺林省二。正真正銘、千葉県警の刑事でした。

コナンは、寺林刑事が足を怪我していることに気づきました。サンダルで林の中に入ったため、足を切ってしまったのです。

寺林の足を見たコナンは、道脇が靴下にサンダルという不釣り合いな格好をしていたことを思い出しました。普通、サンダルを履くときは靴下ははかないものです。

コナンは、瞬時に園子の身に危険が迫っていることを悟りました……。
 
 
 
その頃。道脇と一緒に逃げていた園子は、突然立ち止まった道脇に首を傾げます。道脇は足を怪我したらしく、心配した園子は道脇の靴下を下ろします。

すると、道脇のふくらはぎにはハッキリと歯形が残っていました……。

犯人は、道脇正彦です。

道脇は、隠し持っていたナイフを取り出し、園子に襲い掛かりました──。
 
 
園子が昨夜噛みついたのは、二の腕ではなくふくらはぎでした。暗闇だったため、園子が勘違いしてしまったのです。

園子に写真を撮られたと思ったのは、電車のパンタグラフが発する光のせいです。

犯行時に背後から光を浴び、その直後に林の傍をカメラを持って通る園子を見て、『被害者と一緒にいるところを見られた』と勘違いしたのです。

さらに道脇は、『浴衣も水着も魅力的だった』と園子に耳打ちしていました。

園子が浴衣を着たのは、一昨日の花火の時だけです。昨日初めて会った道脇が、園子の浴衣姿を見ているはずがないのです。
 
 
 
コナン、蘭、寺林刑事は、園子と道脇を捜して林の中を駆け回っていました。

寺林刑事は、道脇がこれまでに三人の女性を殺害したことを打ち明けます。それもなぜか茶髪の女性ばかり。

もし昨日の事件も道脇の仕業だとすると、道脇は四人殺害したことになります。
 
 
呪いのレストランにコナンたちを誘った道脇は、園子が眠っている車を崖から転落させるため、氷を使用しました。

クーラーボックスに隠し持っていた楔型の氷を取り出し、左フロントタイヤの下にかませてサイドブレーキを解除しました。

氷が融けてしまえばタイヤの輪止めがなくなり、自動的に車が坂道を下っていくという寸法です。そして融けた氷は、後で調べられてもクーラーから垂れた水だと思わせることができます。

さらに道脇は、ロック開けの道具を路上に放りました。これはもちろん、警察の捜査を撹乱するためです。
 
 
 
──道脇は、地面に園子を押さえつけ、ナイフを高く振り上げました。

道脇が茶髪の女性ばかり狙っていた理由は、茶髪の女性に酷いフラれ方をしたためでした。
 
 
 
コナンたちが園子を見つけた時、道脇はナイフを振り下ろそうとしていました。

「どうしてなのよ! 私に言い寄る男はこんなのばっか! 恨むよ、神様~!」

と、園子はギュッと目を閉じました。しかし、ナイフが園子に突き刺さることはありませんでした。

園子がゆっくり目を開くと、京極の腕にナイフが突き刺さっていました。京極は、身を挺して園子を庇ったのです。

そして京極は、凄まじい勢いで道脇を殴り飛ばしました。道脇が吹き飛んだ後、京極は怪我はないかと園子に尋ねます。
 
「大丈夫ですか!?」

「大丈夫って……、あなたの方が…」
 
園子は、京極の腕から流れ出る鮮血を見て、顔を青くします。

その間に起き上がった道脇は、傍に落ちていた木の棒を手に持ち、再び襲い掛かってきます。しかし、京極の見事なまでの空手技を食らい、道脇は気絶してしまいました。

その離れ業にコナンは感服し、蘭はようやく京極のことを思い出しました。

京極は、杯戸高校の空手部主将で『蹴撃の貴公子』と呼ばれる空手の達人だったのです。

「まったく、危なっかしい人だ。私のような暇人がたまたま傍にいたからいいようなものの」

「暇人って……、もしかしてずっと私のことを?」

「ええ。ずっと後をつけていましたよ。ストーカー呼ばわりされるのを覚悟でね」

実は先日、京極は空手の試合会場で園子のことを見ていました。その時、必死に友人(蘭)を応援する園子の姿に一目惚れしていたのです。

「必要以上に男を挑発する、その下着のような恰好も、できればやめることをお勧めしたい。もちろん、あなたに好意を寄せる幾多の男のうちの一人の戯言として聞き流して頂いて構いませんが」

コナンと蘭が園子の元へ駆けつけ、寺林刑事は道脇を連行していきます。そして京極は、顔を真っ赤にしている園子を残し、静かに去って行ったのでした。

エピローグ

それから数日後。

園子は、京極が外国に留学してしまったことを蘭に告白します。

あの事件の後、京極といい感じになっていた園子ですが、京極は『武者修行に行ってくる』と言い残し、海外へ飛び立ってしまったというのです。

日本で京極を待つと決めた園子ですが、相変わらず男探しはやめられないようでした……。

まとめ

■ BACK:
第153話「園子のアブない夏物語(前編)」
■ NEXT:
第155話「水中の鍵密室事件」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第154話「園子のアブない夏物語(後編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ
・エピローグ

今回は、京極さんの初登場回でした!

最初は『感じ悪いただの店員』だったのに、園子を庇った瞬間『ヒーロー』になりましたね。

ようやく園子にも彼氏できたー! と思った矢先、海外留学ですと!? 園子、可哀想すぎる……。

しかしながら、武者修行で単身海外へ飛び立つとは、『蹴撃の貴公子』恐るべしですね。京極さんの今後の活躍を楽しみにしたいと思います!

そして犯人・道脇の動機ですが、茶髪の女性に酷いフラれ方したから茶髪の女性を殺した! って……、めちゃめちゃ怖いですよ。

結局、ただ茶髪だからってだけで関係ない人殺してる訳ですから、罪は重いでしょうね~。

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