名探偵コナン第689話のネタバレ!依頼人からのメッセージ

シーズン18

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第689話「依頼人からのメッセージ」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

名探偵コナン第689話|事件ファイル概要&登場人物&あらすじ

名探偵コナン第689話|事件ファイル概要

◯ 事件ファイル
■ 話数:
第689話
■ 事件ファイル名:
依頼人からのメッセージ
■ 放送日:
2013年3月2日
■ 放送曜日:
土曜日
■ 主題歌:
OPテーマ TRY AGAIN(倉木麻衣)
EDテーマ 瞳のメロディ(BOYFRIEND)
■ BACK:
第688話「高木刑事3千万拾う」
■ NEXT:
⇒ 第690話「工藤優作の未解決事件(コールド・ケース) (前編)」

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名探偵コナン第689話|登場人物

・江戸川 コナン
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

・毛利 小五郎
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

・毛利 蘭
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

・目暮 十三
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある・・。

・高木 渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

・笹森 薫(ささもり かおる)
24歳。故人。

・笹森 隆司(ささもり たかし)
28歳。薫の兄。カメラマン。

・柘植 光(つげ ひかり)
33歳。薫の元恋人。彫刻家。

・野口 麻里子(のぐち まりこ)
30歳。柘植のマネージャー。

・石倉 和美(いしくら かずみ)
25歳。薫の友人。バレリーナ。

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名探偵コナン第689話|あらすじ

3ヵ月前、小五郎に彼氏の浮気調査を依頼した笹森薫は、石段から転げ落ち、亡くなってしまった。
薫の葬儀の際、兄の笹森隆司は、結婚を迫った薫が邪魔になったため、石段から突き落とした、と薫の恋人の柘植光を疑っていた。
隆司は、薫が落ちた石段の上で柘植の姿を目撃した、と証言するが、警察が調べた結果、誤解だったということになった。

そして3ヵ月経った今朝になって、柘植から「あの時の犯人を教えるから来てくれ」と連絡があり、小五郎は蘭とコナンを連れ、山の中にある柘植のアトリエへと向かった。

アトリエへ向かう途中、大雨のため土砂崩れになった道を封鎖するため、警官が検問をしていた。
蘭がアトリエへ向かっていることを警官に伝えると、警官は「あんたらもかい」と言い、アトリエへの道は大丈夫だということを教えてくれた。

小五郎たちが駐車場に到着したと同時に、柘植のマネージャーの野口麻里子、薫の友人の石倉 和美、そして隆司が到着した。
みんなより少し遅れて車から降り、大雨の中傘を差さずに歩いてくる石倉を迎えに行った蘭。
石倉は、傘を忘れてしまった、と言う。
コナンが石倉の乗ってきた車の中を確認している時、アトリエの中に入っていった野口が悲鳴を上げた。

そこには、頭から血を流して亡くなっている柘植の姿があった・・。

小五郎は、蘭に警察を呼ぶよう指示し、現場保存のため全員外に出るよう言う。
野口は、作品に絶対に手を触れないよう、小五郎に何度も念を押す。

小五郎と野口が話している隙に、コナンは作業台の下を潜り、部屋の中を調べた。
そこで、床に貼られたテープの上だけに、ほこりがかぶっていないことに気づいた。
恐らく先ほどまで何かが置かれていたと思われるが、一体何が・・?
室内にそれらしきものはない。ということは、犯人が外に持ち出したのか。

目暮率いる警察が到着し、捜査が始まった。

被害者の本名は「ヒカゲリツ」で、文字の順番を並べ替えて別の言葉にするアナグラムを使い、「ツゲヒカリ」と名乗っていた。
死因は、後頭部殴打による頭蓋内損傷。
凶器と思われる金槌が近くに落ちていたが、指紋は拭き取られている。

隆司、野口、石倉も、柘植に3ヵ月前の事件の犯人を教える、と小五郎と同じ理由で、このアトリエに呼ばれた。
全員がアトリエに到着した時、柘植は既に亡くなっており、犯人は既に逃げたようだ、と目暮に状況を説明する小五郎。

しかし、検問所の警官の話によると、アトリエから続く道を下って行った者は、一人もいないという。
そもそも検問所で、Uターンせずに坂を上っていったのは、4台だけだという。
ということは、隆司、野口、石倉の中に犯人がいる、ということになる。

しかし、アトリエに車でやってきたのは、小五郎たちが一番で、その後に隆司、石倉、野口と続いて到着した。そして全員でアトリエに入り、遺体を発見した、と蘭が話した。

小五郎たちが検問所で、警官にアトリエに行くと伝えた時、警官は「あんたらもかい」と言っていた。ということは、小五郎たちの前にアトリエに行った車があるということだ。
車の車種か運転手を検問所の警官に聞けば、犯人がわかるのでは、と言うコナン。
しかし、雨が強かったため覚えていない、と警官に高木は言われたそうだ。

ここまでの話を整理すると、元々アトリエにあった車は、殺害された柘植の車が一台。
そこに小五郎たちが到着し、続いて3台到着。
検問所を合計4台の車が通過した。

しかし、検問所の警官の話では、小五郎たちの前にも車が通過したという。

ということは、犯人の車が初めに到着し、柘植を殺害後、一度車でアトリエを出て、検問所からアトリエまでの道のどこかに隠れた。
そして、みんなが現れるのを待ち、何食わぬ顔で合流した。

犯行の動機は、3ヵ月前の犯人による口封じだと小五郎は判断した。
薫を殺害した犯人を教えると聞いた犯人は、いち早くアトリエに現れ、柘植を殺害した。
つまり、今回の事件の犯人は、薫殺害の犯人でもある。
その人物は、隆司、野口、石倉の中にいる。

もし犯人が3人の誰かだったとして、それを知っていた柘植がわざわざ犯人まで呼び出すかな、と問う隆司。
それに対し石倉は、柘植は子供っぽいところがあり、ちょっとした探偵気取りだったのでは、と話す。

薫が亡くなった日、隆司は薫と食事をする約束をしていた。
しかし、仕事の撮影で少し遅れてしまい、待ち合わせの場に行ったら、薫が石段から転げ落ちてきた。そしてその時、石段の上にいた柘植の姿を確かに見た。
それでてっきり柘植が犯人だと思い込んでしまった、と隆司は話した。

しかし、その話には証人がいない、と石倉が指摘した。
薫と隆司は、親の遺産相続でもめていたようだ。そのため薫を石段から突き落としたのでは、と石倉は話す。

そこで、いかにも親友思いの女という感じだが、石倉にも薫を殺害する動機がある、と野口が口を開いた。
柘植には薫の他にも女がいた。それを調べてもらうために依頼したのが小五郎だ。
そのもう一人の女というのが石倉だ。

柘植が薫と付き合っていたことを知らなかった、と石倉は話す。

そしてどうやら野口にも動機があるようだ。
柘植は、薫と付き会い始めてから仕事をしなくなったらしい。
そこで野口は、柘植と別れるように薫に手切れ金を渡し説得していた、と隆司が話した。

コナンは、高木に車で送ってもらい、検問所からアトリエまでの道で、車を隠せそうなところを探した。
小屋に遮られ、坂を上ってくる車からは見えない隠れられそうな場所を見つけた。
そこでコナンは、犯人が現場から持ち出したと思われる物が、茂みの中に隠されているのを発見した。

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名探偵コナン第689話|謎解き&ネタバレ

名探偵コナン第689話|謎解き

【謎解き①】
コナンは「作業台の下」を潜り、部屋の中を調べた。

【謎解き②】
床に貼られたテープの上だけほこりがかぶっていない。
ということは、先ほどまで何かが置かれていたと思われる。

名探偵コナン第689話|ネタバレ

容疑者3人を警察署へ連れて行こうとする目暮。

コナンは、腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせると、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って、推理を話し始めた。

警察に行くまでもありません。警部殿、今ここで決着をつけましょう

アトリエで柘植の遺体を発見した時、【謎解き②】を見つけた。
状況から考えて、犯人が犯行後に持ち出したと思われる。

そこで高木に、先ほどコナンと茂みの中で見つけたものを持ってくるよう指示した。

なぜ柘植は、事件から3ヵ月も経った今になって、薫を殺害した犯人を教えるなどと言い出したのか。
薫の葬儀の日、隆司と口論になった時に明かしても良かったはずだ。

恐らく柘植は、自分ならではの方法で犯人を告発しようとした。
そのためには、3ヵ月という期間が必要だった。
それは、今目の前にある、オブジェの制作期間。
そのオブジェのタイトルは、異議申し立てという意味で「demurrer」。

そこで高木が持ってきたもの、部屋の奥のテープが貼ってある位置に置くよう頼んだ。

柘植光という名前は、本名ヒカゲリツのアナグラムだ。
ツゲヒカリ」と「ヒカゲリツ」、まさに光と影だ。

試しに、オブジェのタイトル「demurrer」のアナグラムを考えてみると、「murderer」殺人者という影のタイトルが現れる。

高木がセットし終わり、蘭がドアの上のスクリーンをおろし、部屋の明かりを消す。
そして高木は、セットしたライトの照明をつけると、スクリーンにオブジェが映し出された。

小五郎は高木に、オブジェの台をゆっくり回転させるよう指示した。

これは・・!」と驚く、目暮、隆司、野口。
スクリーンには、バレリーナの影が映し出されていた。

これはシャドーアートといい、一見なんだかわからないオブジェだが、ある方向から光を当てることで浮かび上がる影の芸術。
柘植は、自分の作品で犯人を告発しようとしていたのだ。

蘭は部屋の明かりをつけた。

薫と柘植を殺害したのは、バレリーナの石倉和美。

しかし、バレリーナの影絵だけで石倉が犯人だと特定するのは・・、と目暮が指摘する。

確かに影絵だけでは、証拠能力は低い。
しかし犯人は、その影絵を見られることを恐れ、現場からライトを持ち出した。
その行動こそが、犯人を特定する動かぬ証拠になった。

ライトのあった場所に行くには、柘植の遺体を跨がなければならない。
しかし、その向こうには血だまりがある。血だまりを踏むと、足跡を残してしまうことになるため、そこを踏むわけにはいかない。

犯人は、遺体発見時にコナンが【謎解き①】したように、作業台の下を潜って向こう側に移動し、ライトを運び出した。

隆司や野口の体型では、作業台の下を通り抜けることはできない。
そこを通り抜けられるのは、バレリーナである石倉しかいない。

最後にもう一つ。
石倉は、駐車場で車を降りる時、傘がなくてずぶ濡れだった。
ところがコナンの話によると、石倉の運転席もびしょ濡れだったという。
つまり石倉は、車を降りる前からびしょ濡れだった。
この雨の中、ライトスタンドを捨てに行ったのだから。

これまで俯いて小五郎の推理を聞いていた石倉は口を開いた。
柘植と自分は、結婚するはずだった。少なくとも、自分はそのつもりだった。
だから、今日みんなを呼んだと聞き、それを発表するつもりなんだと思い、待ちきれずに時間より早く来てしまった。
しかし柘植は、シャドーアートを見せ「殺人の告発をする」と言った。
そのため、柘植を撲殺してしまった。

どうして証拠となるオブジェを壊さなかったのか尋ねる蘭。

壊さなかったのではなく、壊せなかった。
例えそれが自分を告発するためだったとしても、柘植が3ヵ月間、ずっと自分のことを想ってオブジェを作っていたんだと思うと、壊せなかった、と石倉は泣き崩れた。

探偵事務所に帰ってきた小五郎、蘭、コナン。

小五郎は、空になったビールの缶でシャドーアートを作り、自慢げに披露した。
映し出された影は、蘭の母であり小五郎の別居中の妻、妃英理の横顔だった。

芸術的才能もあったのね、と小五郎を褒める蘭。

小五郎「んー・・んぅ・・、まあな。これからは、アート小五郎と呼びたまえ!

まとめ

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第688話「高木刑事3千万拾う」
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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第689話「依頼人からのメッセージ」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

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