名探偵コナン第610話のネタバレ!被害者はクドウシンイチ

シーズン16

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第610話「被害者はクドウシンイチ」:
・事件ファイル概要
・あらすじ
・登場人物
・謎解き
・ネタバレ

名探偵コナン第610話|事件ファイル概要&登場人物&あらすじ

名探偵コナン第610話|事件ファイル概要

◯ 事件ファイル
■ 話数:
第610話
■ 事件ファイル名:
被害者はクドウシンイチ
■ 放送日:
2011年4月9日
■ 放送曜日:
土曜日
■ 主題歌:
OPテーマ tear drops(Caos Caos Caos)
EDテーマ 月夜の悪戯の魔法(BREAKERZ)
■ BACK:
⇒ 第609話「裏切りのホワイトデー(後編)」
■ NEXT:
⇒ 第611話「犬伏城 炎の魔犬(鬼火の章)」

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名探偵コナン第610話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:小山力也
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

服部 平次
CV:堀川りょう
西の高校生探偵。大阪府警本部長である父親譲りの推理力で数々の難事件を解決している。コナンの正体を知っている。

遠山 和葉
CV:宮村優子
平次とは同級生で幼馴染。平次の言葉にいつもヤキモキさせられている。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある・・。

高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事。少し抜けている部分があるが真面目。少年探偵団の話にもきちんと耳を傾けるため、子供たちから真っ先に頼りにされる。

工藤 伸壱(くどう しんいち)
43歳。犬伏家養子。

虻川 舟江(あぶかわ ふなえ)
CV:光明寺敬子
39歳。ホームヘルパー。

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名探偵コナン第610話|あらすじ

コナン、小五郎、蘭は、探偵事務所で名探偵シャーロック・ホームズが様々な事件を解決する人気シリーズドラマ「パスカビルの魔犬」を見ていた。
青白く光る魔犬の登場に恐怖を抱く小五郎と蘭だったが、コナンがトリックを説明して落ち着かせる。
その時、探偵事務所に平次と和葉が現れ、平次は本物の魔犬退治に行こうとコナンたちを誘う。

平次は、5年くらい前に病死した犬伏グループ会長、犬伏恒弟について話し始める。
若い頃に女グセが悪かったという犬伏が亡くなってから、「自分は会長と血の繋がった子供だ」という人物が8人も現れた。
確かめようにも犬伏は既に他界しており、名乗り出た人物の母親たちも亡くなっていて話を聞くことができない。
普通は追い返すところだが、犬伏の妻である裟臣は、子供だと名乗り出た8人全員を養子として引き取った。
しかし、今度は裟臣が病気で倒れてしまい、事件が発生した。

事件というのは、裟臣が犬伏会長から受け継いだ遺産相続に関することだった。
その莫大な遺産は、裟臣が亡くなったら養子8人に分配されるはずだった。
しかし、その中の2人が奇妙な死に方をしたという。

崖から落ちた養子の1人は、今際の際に「自分を突き落としたのは犬によく似た魔物で、まるで妖怪変化のごとく紅蓮の炎を纏った体をみるみるうちに膨らませて襲ってきた」と言い残した。

小五郎は、何者かがビニール製の人形に火をつけて追いかけたと推理する。
平次は、養子の1人が自転車で1キロも逃げたことを明かし、それだけの距離があれば人形だということに気づいたはずだと指摘する。

和葉の母親と知り合いの養子の1人は、2人が亡くなったのは呪いのせいだと恐れ、遺産相続を放棄して犬伏家を出たという。
そこで、和葉の父で大阪府警の遠山刑事部長に相談しようと考えた。
しかし、遠山刑事部長では大阪を離れることができないと気づき、高校生探偵の平次に相談することにしたというわけだ。

平次はその人の名前がめっちゃ笑えるとコナンに教え、コナンは平次とともにその養子に会いに行くことにした。


翌日、コナンと平次は和葉の母親と知り合いの養子の自宅を訪ねた。
工藤伸壱」と書かれた表札を見てコナンは驚く。

平次が呼び鈴を鳴らすと、ホームヘルパーの虻川舟江が出迎えた。
腰を悪くした伸壱は風邪気味で眠っているらしく、コナンと平次は伸壱が起きるまで待たせてもらうことにした。
舟江は、伸壱が「呪われた魔犬に喰われるくらいなら死んで楽になりたい」と言っていたことを明かす。
コナンと平次は、伸壱も魔犬を目撃したと考えた。

その後、舟江は買い物に出かけて行った。
コナンは事件のことで何か情報がないのか平次に尋ね、平次は養子8人の名前を明かす。
伸壱(しんいち)、考子(たかこ)、佐記(さき)、知晃(ともあき)、美我子(みわこ)、禅也(よしや)、蛍慈(けいじ)、幸姫(みゆき)
その名前は全て犬伏会長がつけたものだという。

その時、突然伸壱の部屋から音楽が聞こえてきた。
コナンと平次が伸壱の部屋を訪れると、扉はガムテープで目貼りされていた。
平次はドアに体当たりしてガムテープを破り部屋の中へ入る。
伸壱は床に倒れており、その横には七輪が置かれていた。
練炭自殺だと考えたコナンと平次は急いで部屋の外へ出る。
そして、それぞれの役割を確認し合った二人は、大きく息を吸い込んで再び伸壱の部屋へ入る。
平次は窓の目貼りを剥がして窓を開け、コナンは七輪を外に出そうとする。
その時、買い物から戻った舟江は部屋の様子を見て驚き悲鳴をあげた。

コナンと平次は、伸壱の死後硬直の状態と部屋の状況を見て何かに気づき、舟江を追求する。

コナン「どうしてあのおじさんを殺害したの?

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名探偵コナン第610話|謎解き&ネタバレ

名探偵コナン第610話|謎解き

【謎解き①】
踏み台に使った本は、本棚の下の方から取られていた。

【謎解き②】
コナンは練炭を手で触ってみたが全然熱くなかった。

名探偵コナン第610話|ネタバレ

舟江「ちょっと待ってよ!なんで私が犯人なのよ?私はただの介護人で、さっき買い物から帰ってきたばかりなのよ。それに入り口の扉はガムテープで目張りされてたみたいだし、私が来た時、あなた窓の目貼りを剥がしていたわよね?

平次「あぁ。ピッチリ貼られとったわ

舟江「そのうえ遺体の傍に七輪が置いてあるってことは、これってどこからどう見ても練炭自殺なんじゃないの?

確かに、入り口の扉にも窓にも内側から目貼りされていて完全な密室。
部屋の中に一酸化炭素が充満していたのなら、誰もこの部屋にいることはできない。

しかし、部屋の中にはいくつか妙な点がある。

【謎解き①】
1つ目は、窓の下には踏み台に使ったと思われる本が4冊積み上げられていること。
その積み上げられた本は本棚の下の方から取り出したもので、腰を悪くしている伸壱がわざわざ中腰になって下の段から選ぶとは考えにくい。

【謎解き②】
2つ目は、コナンが練炭を手で触ってみたが全然熱くなかったこと。

密閉された室内で練炭を燃やせば、空気中の酸素を使いまくって不完全燃焼を起こし、一酸化炭素を発生する。
それを吸うと血液中に一酸化炭素が取り込まれ、ヘモグロビンと結合して酸欠状態になり死に至る。
最終的に酸素を使い切り、練炭の火は消えてしまう。

コナンと平次が新一の自宅を訪れ、伸壱が眠っている姿を見たのは30分くらい前のこと。
腰が悪い伸壱がそれから窓や扉に目貼りしていたとしたら、10分以上時間はかかる。
そして、1つの七輪で部屋の中に一酸化炭素を充満させるには、どう考えても残った時間では足りない。
例え火が消えたとしても、まだ熱を持っているはずだ。
つまり、伸壱の部屋にあった練炭は、火が消えてから随分時間が経っているということだ。

ということは、置いてあったのは火のついていないただの練炭で、誰かが部屋の中で窓や扉にガムテープで目貼りできたということだ。

舟江「バカね!私が部屋の中にいたって言うの?だったらあなたたちが見てるはずじゃない!私、いなかったでしょ?

平次「息を殺して隠れてたんやろ?この本棚と扉の隙間になぁ

普通、扉と窓が目貼りされた部屋に七輪が置いてあったら練炭自殺だと思い込んでしまう。
そのことに気を取られて扉の方にまで注意がいかないため、扉の影に隠れることができるというわけだ。
そして、コナンと平次が窓の目貼りを剥がしたり、七輪を外に出そうとしている隙にコッソリ部屋の入り口に移動したのだ。

死後硬直の状態から見ても、伸壱は死後1時間経過していることがわかる。
そして、背中に薄っすら出ている死斑は、舟江が遺体をベッドに寝かせて眠っているように見せかけた証拠だ。

コナン「まぁ証拠なら、おばさんの指紋がガムテに残ってるんじゃねェか?

平次「せやな。こないベタベタ貼らなあかんのに、手袋しとったら時間かかってかなわんしな。どうせ一緒にガムテ剥がすフリして自分の指紋付けて誤魔化したろ思てたんやろけど、それももうできへんな

舟江「なんなの?なんなのよ、あなたたち!

平次「この家の呼び鈴鳴らした時に言うたやないか

コナン「探偵だってね

舟江「違う!話が違うじゃない!

平次「なんやと?

舟江「聞いた話じゃ、今日来るのは子供の探偵だからって

平次「はぁ?子供やから大したことないて、このおっちゃんがそう言うてたんか?

舟江「犯人よ!相手は子供だから言う通りにすればうまくあしらえるって犯人が言ってたのよ!

舟江は、犯人の指示に従って練炭自殺を偽装したことを打ち明けた。

舟江は、工藤宅を訪れた時には既に伸壱が亡くなっていたと証言する。
いつものように昼過ぎに訪ね、呼び鈴を鳴らしたが返事がなかったので合鍵を使って中へ入った。
すると、電話が鳴りっぱなしになっていた。
電話をとったら機械で変えたような不気味な声で「工藤を寝室の洋服ダンスの中に閉じ込めた。助けたら早く出してやるんだな」と言われた。
半信半疑で寝室へ来てみると、洋服ダンスがガムテープで目貼りされていた。
そして、取っ手部分に棒が通してあり、内側から開かないようになっていた。
それらを外してタンスの扉を開けてみると、伸壱が亡くなっていた。

コナンと平次は、犯人が伸壱を薬で眠らせ、火をつけた七輪と一緒にタンスに閉じ込めて殺害したと推理する。

コナン「それが本当なら、なんで警察に電話しなかったの?

平次「下手な小細工してバレたら取り返しつかんことくらいわかるやろ?

舟江「だって!タンスの戸の裏側に貼ってあったのよ!私の息子の写真が・・

平次「え?

舟江「言う通りにしないと息子も同じ目に遭わせるって電話で・・

平次「それ真に受けたんか

犯人は、舟江と伸壱がよく口喧嘩をしていたことを知っており、自殺に偽装した方が舟江のためになると言ったという。

コナン「口喧嘩?

舟江「作る献立のこととか、工藤さん好き嫌い多くて・・

コナン「じゃあ夕飯は?何を作るつもりだったの?

舟江「鯖の煮つけ・・

コナンと平次は、舟江が工藤宅を訪れる前に寄ったというスーパーへ電話をかけてみることにした。
魚屋の店主は舟江が鯖の切り身を買って行ったと証言し、コナンと平次は舟江の証言は本当のことだと判断した。


その後、目暮警部、高木刑事ら警察が到着し、捜査が始まった。

平次は、伸壱が5年前に亡くなった犬伏会長の養子だったことを目暮警部に報告する。

舟江は、伸壱が犯人と出かけるつもりだったのかもしれないと告白する。
目貼りされた洋服ダンスの中で発見した時、伸壱は背広にネクタイをしていたという。
しかし、ネクタイピンについていた飾りがとれていた。

鑑識官が遺体を運ぼうとした時、伸壱の口から真珠が落ちた。

コナンは、すぐにネクタイピンを調べるように目暮警部に伝える。
もしネクタイピンに伸壱の唾液がついていたとしたら、口の中にあった真珠は伸壱が今際の際にネクタイピンから噛み切って外したダイイングメッセージの可能性があるのだ。

まとめ

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こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

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・事件ファイル概要
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