名探偵コナン第48話のネタバレ!外交官殺人事件(前編)

シーズン2

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第48話「外交官殺人事件(前編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ

名探偵コナン第48話|事件ファイル概要

事件ファイル


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名探偵コナン第48話|登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

工藤 新一
CV:山口勝平
高校生探偵で、コナンの本当の姿。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

服部 平次
CV:堀川りょう
西の高校生探偵。大阪府警本部長である父親譲りの推理力で数々の難事件を解決している。

目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部。恰幅のいい体つきでダンディーなヒゲが特徴。鋭い洞察力を持つ。帽子の下には秘密がある・・。

辻村 勲(つじむら いさお)
54歳。外交官。

辻村 公江(つじむら きみえ)
CV:有田麻里
50歳。勲の妻。

辻村 貴善(つじむら たかよし)
CV:山田佳伸
27歳。勲の一人息子。司法修習生。

桂木 幸子(かつらぎ ゆきこ)
CV:松原ひろの
24歳。貴善の恋人。東都医大在学中。

辻村 利光(つじむら としみつ)
CV:丸山詠二
78歳。勲の父。元大学教授。

小池 文雄(こいけ ふみお)
CV:田原アルノ
48歳。辻村家の執事。

鑑識課員
CV:高木渉

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名探偵コナン第48話|あらすじ

ある日、学校帰りのコナンは、蝶ネクタイ型変声機を使って公衆電話から蘭に電話をかけていた。

新一「はっ、はくしょん!

蘭「もお!久しぶりに電話がきたと思ったら風邪なんかひいちゃって!さっさと戻ってきなさいよ、新一

その時、探偵事務所の呼び鈴が鳴り、蘭は客が来たと言い、一方的に電話を切ってしまった。

コナン(ったく、電話しねェと心配するし、電話したらしたでケロッとしてやがる。口を開けりゃあ文句ばっかし)



コナンが探偵事務所へ帰ると、西の高校生探偵、服部平次と名乗る青年が小五郎にせがんでいた。

平次は、新一に用事があるらしく、早く新一を出せという。

コナン「へくしょん・・

蘭「コナンくんも風邪?コナンくんといい新一といい、風邪が流行ってるのかな?

平次「工藤が風邪?工藤の居場所知らへんのに、なんであんたそんなこと知ってるんや

蘭「電話よ。さっき鼻声で電話してきたのよ、新一

平次は、新一と電話で何を話したのか尋ねる。

蘭「新一が最近読んで面白かった推理小説の話とか、Jリーグのこととか、あと学校のみんなはどうしてるかとか・・

平次「あんたのことは?

蘭「え、私のこと?そういえば新一、いつも自分の話ばかりで私の事なんて一度も・・

それを聞いた平次は、事務所の窓を開けて外を確認する。

平次は、新一が度々電話をかけてくるということは、蘭に好意を持っているはずだと話す。

平次「変やとは思わへんか?その相手が元気にしてるかどうか気にならん奴がおると思うか?それを聞かん理由はただ一つ。工藤はどっかであんたのことを見てるんや。たぶん、この近くでな

コナン(なんなんだ、こいつ・・)


平次は、風邪をひいているコナンに持参した水薬を飲ませる。

蘭「それで?新一に何の用なの?

平次「用なんてあらへんがな。あいつに会おて確かめたいだけや。工藤新一は、ほんまに俺と並び称されるような男かどうかをな

平次の話によると、平次と新一は、西の服部、東の工藤と呼ばれた仲で、いつも比べられていたという。

その時、コナンが真っ赤な顔をし、フラフラな状態になってしまった。

コナン「蘭ねえちゃ~ん、ひっく!

蘭「ちょっと!何飲ませたのよ?

平次「白乾児(パイカル)っちゅう中国酒や。工藤に会えるまでここに厄介になるしな、これ土産や!



その時、サングラスをかけ、丈の長いコートを見に纏った辻村公江が現れた。

公江は、呼び鈴を鳴らしても出てこないことに苛立っており、急いでいるので早くして欲しいと急かす。


公江は、息子の恋人の写真と経歴を見せ、素行調査を小五郎に依頼する。

小五郎「桂木幸子さん、24歳。三つ葉中学、三つ葉高校をトップの成績で卒業した後、現在東都医大に在学中。女医への道をまっしぐら!何かご不満でも?

公江「いえ、ただ・・

平次「完璧すぎるから気に入らんのや。人間は誰しも疑い深うて嫉妬深い生き物や。完璧なものを見ると、ついつい粗を探しとうなる

公江は、詳しい話は夫を交えて自宅ですると伝える。

小五郎「あの~、これから行くんですか?だったら最初からここに2人で来れば・・

公江「前にも言った通り、私の主人は外交官!こんなところに入ったとわかったら・・、

平次「スキャンダルになる、か。よっしゃ!俺もついてったるで!

平次は、蘭も一緒に来ないかと誘う。

コナン「蘭ねえちゃん、僕らも行こうよ!

蘭「でも、風邪平気なの?

コナン「うん!このお兄ちゃんのお薬で治っちゃった

平次「ははっ、せやろ?

コナン(バーロー。余計ひどくなったぜ)



その後、小五郎たちは公江の案内で辻村家へやってきた。

公江は、出迎えた執事の小池文雄に、夫の勲の居場所を確認する。

小池「たぶん、まだ書斎におられるかと。こちらの方々は?

公江「古い友人の毛利さんですよ

その時、小五郎が依頼された素行調査の対象である幸子が現れた。

どうやら幸子を勲に会わせようと、息子の貴善が呼んだようだ。

公江は、幸子を冷たく突き放すと、小五郎たちを連れて2階へ上がった。

すると、勲の父、利光がちょうど階段から下りてくるところだった。

公江は、魚拓を広げて見せる利光に、和室で待っているように伝えた。

そして、2階の書斎の前へやってきた公江は、ドアをノックして勲に声をかける。

しかし返事はなく、やむを得ず鍵を使って中へ入る。

勲は、頬杖をついて眠っているようで、ステレオからオペラが流れていた。

公江が勲を揺すり起こそうとした時、勲は力なく床に転げ落ちた。

平次はすぐさま勲に近寄り脈を確認するが、すでに息絶えていた。

平次「あかん、もう死んでるで

小五郎「蘭!警察に連絡だ


コナンは、遺体がまだ温かいことを確認した。

勲の唇は紫色に変色し始めており、さらに髪の毛の生え際に小さな赤い点がついていた。


コナンは、机の下で針を見つけた。

それを拾おうとした時、平次と頭同士がぶつかってしまった。

コナン・平次「いてっ!

平次「このガキはうろちょろしよってからに!

蘭「コナンくん!

平次「あんたがちゃんと世話したらんとあかんやないか!だいたい死体なんか子供に見せるもんやないで!

平次は、コナンの襟元を摘まみ上げ、蘭に投げつけた。



その後、目暮警部ら警察が到着し、捜査が始まった。

平次は、遺体の状況から見て、勲が毒殺されたと推理する。

そして、遺体がまだ温かかったことと、死斑と死後硬直が全く見られないことから、小五郎たちが書斎へ入る前の30分以内に殺害されたことがわかった。

目暮「毛利くん。何なんだ、この少年は

小五郎「服部平次。生意気なガキ探偵ですよ

目暮「服部、平次?おおー、君か!大阪府警本部長、服部平蔵さんの息子さんというのは!

蘭(なんか・・、服部くんってなんか・・、新一みたい)



書斎の全ての窓には内側から鍵がかかっており、外からの出入りは不可能。

となると犯人は、唯一の出入口であるドアから合鍵を使って入ったことになる。

書斎の鍵は、勲と公江の2人だけが持っているという。

目暮警部は、勲のズボンの二重ポケットの中から書斎の鍵を発見した。

小五郎たちと書斎に入った公江と被害者が鍵を持っていたということは、これは完全な密室殺人となる。



その後、目暮警部は関係者の事情聴取を始めた。

犯行時刻は3時30分から4時の間。

執事の小池は、3時から4時まで玄関先で近所の人とずっと話していたと証言する。

貴善と幸子が来たのは、公江が帰ってくる直前だった。

小池が玄関で公江を出迎えている間、貴善と幸子は書斎へ行ったが、鍵がかかっていたため1階へ下りてきたという。

2時過ぎに訪れたという利光は、書斎の隣の居間でテレビを見ていたと証言した。

関係者の証言から、犯行時刻に被害者に近づけたのは、貴善、幸子、利光の3人となる。



目暮警部は、書斎の棚に並べられたCDの数の多さに驚く。

小池は、勲がクラシック好きだったことを打ち明ける。

コナン(クラシック?確か死体発見の時かかっていたのは、オペラだったような・・)


そして、目暮警部は棚の上に飾られていた写真に気づき、公江に尋ねる。

公江「もういいでしょう。こんな20年前の写真・・


コナンは、脈絡のない本が遺体の前に積んであったことを思い出した。

それは、まるで本棚からごっそり抜いてきたようだった。


その時、鑑識課員が被害者の所持していた鍵のキーホルダーの中にセロハンテープが貼ってあることに気づいた。

そのセロハンテープの真ん中には、細い1本の隙間ができている。

コナン「ぼ、僕にも見せて・・

コナンは、鑑識課員に近づこうとするが、突然胸が苦しくなり蹲る。



遺体の前に不自然に積まれた本、現場にかかっていたオペラ、鍵についていたセロハンテープ、そのセロハンテープの真ん中に残された謎の空間、そしてドアの下の隙間。

以上から、コナンと平次は密室のトリックに気づいた。

コナン(そして、犯人が・・)

しかし、コナンは倒れてしまった。

蘭「コナンくん!コナンくん、どうしたの・・?

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名探偵コナン第48話|ネタバレ

貴善の許可を得た蘭は、貴善の部屋のベッドにコナンを寝かせた。



その頃、和室を調べていた平次は、目当てのものを見つけた。

平次(あった!これや。この勝負、もろたで工藤!)



書斎へ戻った平次は、関係者の前で推理を話し始めた。

事件当時、書斎の窓は全て内側から鍵がかかっていて、唯一の出入口のドアにも鍵がかかっていた。

これはどう見ても脱出不可能な密室殺人だ。

しかし、完全な密室に見えるこの部屋にも、1ヵ所だけ隙がある。

それは、ドアの下の隙間だ。

小五郎「おいおい、まさかあの隙間から被害者のポケットに鍵を投げ入れたとでも言うんじゃねェだろうな?

平次「それができるんや。セロハンテープと俺がさっき見つけた、この針つきのテグスを使ったらなァ


まず犯人は、被害者の首に毒針を刺して殺害した後、被害者が持っていた鍵を奪った。

そして、針つきのテグスを取り出し、針のついていない方のテグスをキーホルダーにテープで固定し、針のついた方を被害者のポケットに突っ込みテグスを通した。

そのあと被害者をイスに座らせ、頬杖をついたポーズをとらせる。

テグスの両端を持ったままドアから外へ出て、テグスをドアの隙間に通してドアを閉め、鍵をかける。

あとは、鍵を床に置き、針のついた方を引っ張るだけだ。

すると、鍵はドアをすり抜け机を登り、自動的に被害者のポケットの中へ入る。

そしてさらに強く引っ張れば、テグスはテープから外れ、それを巻き取れば証拠もなくなり、完全な密室ができるという訳だ。

目暮「た、確かに・・

平次(どうや工藤。俺の推理に文句があるんやったら、はよ出て来いよ。はよ来んと、みんな俺が解いてまうで)



貴善の部屋で休んでいたコナンは、どんどんひどくなる胸の痛みに呻吟する。

その時、玄関の呼び鈴が鳴り、医者が来たのだと考えた蘭は、慌てて玄関まで走って行った。

コナン(俺、死んじまうのか・・?このまま、死んじゃうのかよ・・)

まとめ

■ BACK:
第47話「スポーツクラブ殺人事件」
■ NEXT:
第49話「外交官殺人事件(後編)」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第48話「外交官殺人事件(前編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ

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