名探偵コナン第88話のネタバレ!ドラキュラ荘殺人事件(前編)

シーズン3

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りたいと思います。

■ アニメ版第88話「ドラキュラ荘殺人事件(前編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ

事件ファイル概要

事件ファイル


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登場人物

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
実際は高校生探偵工藤新一。ひょんなことから薬を飲まされ、小学生の姿になった主人公。事件解決のため頭脳を生かし推理を巡らせ、次々と難事件を解決へ導く。

毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人。元刑事で蘭の父親。推理は的外れだがコナンの名推理のおかげで、“眠りの小五郎”として有名。

毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
毛利小五郎の娘。高2年生、新一の幼馴染で空手部の女主将。

虎倉 大介(とらくら だいすけ)
CV:筈見純
50歳。ホラー作家。

虎倉 悦子(とらくら えつこ)
CV:寺内よりえ
30歳。虎倉の妻。

田所 俊哉(たどころ としや)
CV:遊佐浩二
26歳。虎倉の書生。

土井 文男(どい ふみお)
CV:村松康雄
48歳。月刊ホラータイムズ編集長。

羽村 秀一(はむら しゅういち)
CV:速水奨
33歳。北関東大学民俗学研究室勤務。

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あらすじ

小説家の虎倉大介が発表する小説は、主人公が吸血鬼という設定のものが大半を占めている。そのため世間では虎倉のことを『ミスタードラキュラ』と呼んでいた。

その虎倉から依頼を受けた小五郎は、コナンと蘭を連れて虎倉の山荘・ドラキュラ荘へと向かっていた。

山荘に到着した小五郎たちを出迎えたのは、虎倉の書生・田所俊哉だった。小五郎は、庭先で絵を描いている虎倉の妻・悦子を見て鼻の下を伸ばす。

その後、中へ案内された小五郎たちは、月刊ホラータイムズ編集長の土井文男、北関東大学民俗学研究室勤務の羽村秀一を紹介される。羽村は、吸血鬼伝説を研究しているようだ。

虎倉は執筆中だと聞き、小五郎は書斎を訪ねる。書斎の中は灯りが点いておらず、ドラキュラの衣装を身に着けた虎倉が暗闇から現れた。その気味の悪さから小五郎はたじろぐ。

虎倉は灯りを点け、小五郎をイスへ座らせる。書斎は八角形の部屋になっていた。そして部屋の奥には大きな十字架が立てられている。

小五郎は、いつもドラキュラの格好をしているのか尋ねる。虎倉はドラキュラに扮し、ドラキュラ映画を映写しながら執筆することで、数々の傑作を世に送り出しているのだと説明する。

虎倉は、妻・悦子の素行調査を小五郎に依頼する。悦子の浮気の決定的な証拠を掴み、相手の男を突き止めて欲しいというのだ。あまり気乗りしない小五郎だったが、報酬額を聞いて二つ返事で引き受けることにした。

いよいよ吹雪いてきたため、虎倉は山荘に一泊していくように小五郎に提案する。車にチェーンを積んでいなかった小五郎は、調査も兼ねて泊まらせてもらうことにした。

────

その夜、田所は夕食を済ませた小五郎たちにお茶を淹れる。蘭は、そのローズマリーティーの香りにほっと息をつく。虎倉は、ワインと映画を持ってきて欲しいと田所に頼み、書斎へ行ってしまった。

田所は、吸血鬼映画の小道具や衣装、虎倉自慢のコレクションを見に行かないかとコナンと蘭を誘う。遠慮する蘭だったが、コナンに腕を引かれて渋々付き合うことになった。

田所の案内で訪れた一室には、ドラキュラのマスクや手首、十字架の剣、白木の杭など珍しいものが飾られていた。田所は、虎倉の好きな『鮮血の宴』というイギリスの古い映画をとる。

コナンは、油絵の具の匂いに気づいた。しかし部屋の中には油絵など飾られていなかった。

部屋を出る時、田所は窓の戸締りを確認して欲しいと蘭に頼む。全ての窓が施錠されていることを確認した蘭は、コナンとともにリビングへ戻った。

リビングには小五郎、悦子、土井、羽村が集まり、それぞれお酒やお茶を楽しんでいた。コナンと蘭は、羽村からドラキュラの話を聞かされる。

ドラキュラ伯爵は、イギリスの作家・ブラムストーカーが1897年に発表した小説に登場する架空のモンスターだ。しかし中世ヨーロッパには、その残虐な行為から吸血鬼と恐れられた貴族が何人も実在していたという。

午後9時になり、田所はトランプでもしようとコナンと蘭に提案する。その前に家中の戸締りを確認してくると言ってリビングを出て行った。

9時15分。田所が戻ったと同時に悦子が席を立つ。悦子は頭痛がすると言って自室へ戻り、それに続いて羽村は調べ物があると言って書庫へ行ってしまった。

10時25分。コナン、蘭、田村はトランプで遊び、小五郎と土井は酒を飲みながら小五郎が解決した事件の話で盛り上がっていた。そこへ羽村が戻ってきた。

土井は腹の調子が悪いと言って席を立ち、その代わりとして羽村が小五郎の話を聞くことに。

そして0時。田所は、書斎にいる虎倉に電話をかける。しかし虎倉は電話に出なかった。全員で書斎を訪ね、虎倉に呼びかけるが返事はない。ドアに鍵がかかっていることを確認していると、騒ぎを聞きつけて悦子がやってきた。

田所は、中から映写機の音が聞こえることに気づいた。しかし映画はとっくに終っている時間だ。小五郎は、外に出て窓から呼びかけてみることにした。

すると書斎の窓は開いており、その窓の前だけ雪が踏み荒らされている。コナンと小五郎が暗闇の書斎に足を踏み入れると、ドラキュラの衣装を身に着け、十字架上で白木の杭を胸に打ち込まれた虎倉が映写機の光で映し出されていた……。

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ネタバレ

小五郎たちが入ってきた窓以外は全てはめ殺しになっている。そして入りうちのドアには内側から鍵がかかっている。となると犯人は開いていた窓から出入りしたと考えられる。

しかし雪が踏み荒らされていたのは窓の前だけ。それ以外は足跡ひとつなかった。山荘の下は崖になっていて、よじ登ってくるのは到底不可能だ。つまり書斎は窓こそ開いていたものの密室も同然だった。

田所は警察に連絡したが、大雪のため夜が明けてからでなければ動けないという。それを聞いた小五郎は、自ら検死することにした。

コナンは、犯人がわざわざ映写機を移動させてまで遺体をライトアップさせた理由を考える。羽村は、まるで『鮮血の宴』のラストシーンのようだと呟く。犯人は、事件を映画のラストシーンに見立てたのだ。

遺体の死後硬直はすでに始まっており、死後1時間は経っていると考えられる。となると殺害時刻は虎倉が書斎へ入った午後9時から11時頃までの間。

虎倉の胸に打ち込まれた白木の杭は、コレクションルームに飾られていたものだった。コレクションルームを確認すると、やはり白木の杭がなくなっていた。

小五郎は、田所が映画を取りに来た後でコレクションルームに侵入した犯人は白木の杭を持ち出し、田所が書斎に映画を届けた後で虎倉を殺害したと推理する。コナンは、コレクションルームで油絵の具の匂いがしなくなっていることに気づいた。

コナンは、床に落ちていた木の枝の切れ端を小五郎に渡す。しかし小五郎は事件に関係ないと言って見ようとしない。

小五郎は、コレクションルームから杭を持ち出すことができたのは、書庫で調べ物をしていた羽村だけだと判断する。しかし杭を盗んだとしても、書斎へ向かうにはリビングを通らなければならない。田所が映画を届ける以外、書庫へ行った人物はいなかった。

コナンは、誰にも見られず書庫へ行く方法がひとつだけあると話す。それは2階から渡り廊下の屋根を伝っていくというものだ。

小五郎は、コレクションルームの上が自室になっている悦子を疑う。悦子は自室の窓からロープを垂らし、コレクションルームに侵入。そして白木の杭を盗んで自室へ戻り、渡り廊下の屋根を伝って書斎の窓の前へ下りた。そこで虎倉に声をかけて書斎へ入れてもらい虎倉を殺害した、と。

小五郎は、虎倉から悦子の浮気調査を依頼されたことを打ち明ける。そして悦子は浮気がバレることを恐れて虎倉を殺害したと推理する。

羽村は、悦子の浮気相手は自分だと名乗り出た。羽村と悦子は、真剣に交際していたという。悦子は、虎倉を愛したことなど一度もないと訴える。

8年前、悦子の父の会社の経営が悪化し、倒産寸前に追い込まれた。父の古い知り合いだった虎倉は、会社に融資することを交換条件として悦子との結婚を要求した。悦子は、父に頼まれて仕方なく虎倉と結婚することにした。

しかし会社の経営悪化は、虎倉が裏で手を回していたためだったと後に判明した。それが判明した時にはすでに会社は虎倉の名義になっており、離婚すれば会社を潰すと脅された。

羽村と悦子には虎倉を殺害する動機はあるが、自分たちはやっていないと訴える。

小五郎は、証拠を集めるため渡り廊下の屋根を調べる。しかし屋根には足跡一つついていなかった……。

まとめ

■ BACK:
第87話「鶴の恩返し殺人事件」
■ NEXT:
第89話「ドラキュラ荘殺人事件(後編)」

こちらでは、名探偵コナンの以下の事柄について迫りました。

■ アニメ版第88話「ドラキュラ荘殺人事件(前編)」:
・事件ファイル概要
・登場人物
・あらすじ
・ネタバレ

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