名探偵コナン第19話のネタバレと感想!エレベーター殺人事件

シーズン1

日本屈指のトップデザイナーにモデルとしてスカウトされた蘭。コナンと小五郎と一緒に高層ビルにやってきたけど、エレベーターで殺人事件が発生!?

Next Conan’s HINTは「花束」でしたが、一体どのような事件が起き、コナンくんはどのように解決するのでしょうか?

それでは、アニメ「名探偵コナン」第19話「エレベーター殺人事件」あらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください!

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名探偵コナン第19話のあらすじ

トップデザイナー

日本でも指折りのトップデザイナー・芦屋暎子(あしや えいこ)にモデルとしてスカウトされた蘭は、小五郎とコナンを連れて暎子の会社に向かうことに。

その途中、暎子のことが話題になると、コナンはつい先日ファッションショーが突然中止になったことを思い出しました。

冬物の新作をショーに出す予定だったのですが、似たデザインの服を先にライバル会社に発表されてしまったため、中止せざるを得なかったようです。

コナンたちがビルに到着すると、そのすぐあとに暎子もビルにやってきました。この時、コナンは暎子が服装に不釣り合いな大きなバッグを持っていることに違和感を抱きました。

蘭が小五郎と蘭を紹介すると、「眠りの小五郎」と知った暎子はひどく驚き、顔を青くさせました。

不穏な空気

このあと、暎子の秘書・谷口美香(たにぐち みか)がやってくると、暎子は小五郎たちに美香を紹介し、日曜日に会社に呼び出したことを謝罪しました。

すると、美香は1日早く辞めさせてもらうと強気な態度で言い放ち、暎子を見て鼻先でふんと笑いました。

暎子は一旦15階にある社長室へ戻り、小五郎から貰った花を生けて書類を取ってくると蘭に伝え、美香には先に8階のフィッティングルームへ行き準備をするように命じました。

そして、美香とともにエレベーターホールへ向かった暎子は先に美香の乗るエレベーターのボタンを押し、そのあと自分の乗るエレベーターのボタンを押しました。

別々のエレベーターに乗った二人の姿が見えなくなったあと、コナンと小五郎はトイレに行くことにしました。

事件発生

コナンと小五郎がトイレから戻ると、暎子が慌てた様子でエレベーターから降りてきました。

そして暎子は、近くにいた警備員の江田(えだ)に声を掛けました。

社長室から美香さんの携帯に電話したんだけど出ないの。一緒に見に行って下さらない?

この時、コナンは美香が電話に出ないだけでなぜそんなに慌てているのか、暎子の行動に疑問を抱きました。

先ほど美香が乗ったエレベーターは8階で止まったままになっていて、一同は別のエレベーターで8階へ向かいました。

すると、隣のエレベーターの前には美香が倒れていて、胸に刃物が突き刺さった状態でかなり出血が見られました。

暎子は美香に駆け寄ろうとする小五郎を引き留め、床についている靴跡を確認させました。

その足跡はビルの非常口に続いていて、暎子は「ビル荒らしの仕業だ」と主張します。

小五郎が美香の息がすでにないことを確認した時、コナンは暎子がエレベーターの呼び出しボタンを指で擦るようにして拭き取る怪しげな行動を見逃しませんでした。

捜査開始

このあと、目暮警部たち警察が到着し、事件の捜査が始まりました。

鑑識の結果、床に着いていた靴跡のサイズは26センチで、美香は心臓を一突きされていてほぼ即死だったことが判明しました。

コナンは美香の肩に血痕が付着していることに気づきました。さらに、服の肩の部分には妙な折れ目がついています。

そして、今回の事件で最も不思議なのは、美香がエレベーターの外に向かって倒れていることです。

エレベーターを降りる時に8階で待っていた犯人に襲われたとすると、普通はエレベーターの中に向かって倒れるはずです。

それなのに美香が外に向かって倒れているということは、犯人が倒れた美香の向きをわざわざ変えて何かの目的で廊下側に移動させたと考えるのが自然です。

しかし、犯人はなぜそんなことをする必要があったのでしょうか?

3基のエレベーター

このビルにはエレベーターが3基あります。

暎子と美香が別々に上階へ向かった時、暎子が乗ったのは15階まで直通運転のエレベーターで、美香が乗ったのは8階まで直通運転のエレベーターでした。

ちなみに、美香が乗った8階まで直通のエレベーターは、9階から各階止まりで15階まで行くそうです。

そして、残るもう1基のエレベーターは8階までの各階止まりなので、15階まで行けるのは2基だけということになります。

ビル荒らしの仕業?

このあと、靴跡を追って階段を降りた小五郎は、1階の非常口のドアのカギが開いていることを確認しました。

江田は、事件の2時間前に見回りした時は確かにカギがかかっていて、そのあとビルに出入りしたのは暎子だけだと証言しました。

そして、暎子は蘭たちが来る1時間前にビルに来て社長室に30分ほど滞在し、そのあとコーヒーを飲みに玄関から外へ出たと証言しました。

2人の証言から、小五郎は犯人が1階の非常口の鍵を外から開けて中へ入って階段を使って8階まで行き、8階のエレベーターホールの前で美香と鉢合わせしてしまったため殺害したビル荒らしの仕業と推理します。

目暮警部は付近の聞き込みを部下に命じ、暎子に指紋をとらせて欲しいと頼みました。

この指紋提供の理由は犯人のものと区別をつけるためなのですが、暎子は自分が疑われていると感じて納得できず不満な様子です。

そこで小五郎は「あなたが犯人であるはずがない」と宥め、被害者と違うエレベーターに乗った暎子に犯行は不可能だと主張しました。

なぜなら、美香は8階について扉が開いた直後に殺害され、その時15階にいた暎子には8階に降りるエレベーターがなかったからです。

それでもコナンが暎子の容疑が完全に晴れたわけではないと指摘すると、小五郎はコナンの頭を拳で殴りつけました。

画像引用:名探偵コナン公式サイト

ガキがプロの仕事に口出すんじゃねェ!!

小五郎が頼りにならないと察したコナンは、未だ警察も調べていない15階へと向かいました。

エレベーターを降りると廊下に花びらが落ちており、その傍の絨毯に花粉が付着していました。

さらに、美香の乗ったエレベーターの呼び出しボタンにテープの跡がついていました。

美香の倒れ方、肩についていた血痕、不自然な服の折れ目、落ちていた花びら、そして美香の乗ったエレベーターの呼び出しボタンに残ったテープの跡。

以上のことから、コナンは事件の真相を見抜きました!

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名探偵コナン第19話のネタバレ

コナンは腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って推理ショーを始めました。

犯人はこの人!

犯人は社長の芦屋暎子です。

証拠は、犯行に使用された血のついた手袋が暎子のバッグの中に入っていたことでした。

手袋を処分する時間がなかったことも理由の一つですが、エレベーターのアリバイトリックに自信を持っていたため、カバンの中に隠しておいても大丈夫だと思っていたのです。

動機は、美香が暎子のデザインを盗んでライバル会社に売ったためでした。

犯行の一部始終

暎子はビル荒らしの仕業に見せかけるため、1時間前に会社に来て8階のエレベーターホールから非常口までの通路に靴跡をつけました。

コナンが靴跡は偽装工作だと見抜いたのは、行きも帰りも歩きの歩幅だったからです。普通、人を殺害したら走って逃げるはずですからね~。

靴跡の偽装を終え、今度は1階の非常口のドアのカギを内側から外しました。これも外部からビル荒らしが侵入したと見せかけるためです。

そのあと、大きなバッグの中にスニーカーを隠して外に出て、スニーカーを処分して30分後に会社に戻りました。

そして小五郎たちが見ている中、美香とともにエレベーターホールへ向かい、2基のエレベーターの呼び出しボタンを押しました。

この時、暎子が呼び出しボタンを押したのは、どうしても美香に8階まで直通運転のエレベーターに乗ってもらう必要があったからです。

暎子はエレベーターの中で携帯電話のダイヤルを押し始め、15階に降りてから最後のダイヤルを押しました。そして電話相手の美香に、すぐに15階まで来るように指示をしました。

この時、暎子は15階の呼び出しボタンにテープでコインを貼り付けて、ボタンが押された状態で固定しておきました。これは、美香を殺害する間にエレベーターの扉が閉まらないようにするためです。

そして美香がエレベーターで15階に到着すると、暎子は持っていた刃物で美香の心臓を一突きして殺害しました。

エレベーターを降りる時に刺されたのならエレベーターの中に倒れるはずですが、美香はエレベーターの外に向かって倒れていました。これは、暎子が美香を刺したあとで後方へ回り込み、廊下の方へ向きを変えたからです。

そして暎子は呼び出しボタンに取り付けたコインを剥がして8階のボタンを押し、美香の背中を支えて閉まるドアにもたれかからせるように座らせ、ドアが閉まる直前に自分は外に出てエレベーターを8階へ送りました。

8階に着いてドアが開くと支えを失った美香が自然に外に向かって倒れるので、あとは江田や蘭たちと遺体を発見するだけです。

美香の服の肩に妙な折れ目ができていたのは偽装工作をする時にエレベーターの扉に服が挟まっていたためで、15階の絨毯に花びらと花粉がついていたのは美香を殺害するのに邪魔な花束を床に置いたためです。

そして、暎子が8階のエレベーターの呼び出しボタンを擦るようにして拭き取っていたのは、美香の指紋を消し去るためでした。8階で一旦エレベーターを降りた美香は15階に向かうために当然呼び出しボタンを押したはずですからね~。

エピローグ

警察に連行される途中、暎子は「あなたにモデルになって欲しかったのは本当なの」と蘭に伝えました。

暎子は蘭のように心も体も健康な人にこそ、自分のデザインした服を着て欲しいと望んでいたようです。

モデルになれなかったことで蘭が落ち込んでいると思い励ましの声をかけるコナンですが、蘭はショックを受けることもなく小五郎の姿が見えないことだけを気にかけていました。

そして、コナンとともにビル内に戻った蘭は小五郎の俯く姿を見て、ファンだった芦屋暎子の罪を暴いたため、かなり堪えているようだと心配しました。

ははは・・。暴いたのが俺だってバレたらきっと殺されるな、おっちゃんに・・。

名探偵コナン第19話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数 第19話
事件ファイル名 エレベーター殺人事件
放送日 1996年6月10日(月)
OPテーマ 胸がドキドキ(ザ・ハイロウズ)
EDテーマ Step by Step(ZIGGY)
BACK 第18話「6月の花嫁殺人事件」
NEXT 第20話「幽霊屋敷殺人事件」

登場人物・声優

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
小学生の姿になった主人公
毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
新一(コナン)の幼馴染み
毛利 小五郎
CV:小山力也
毛利探偵事務所の主人
目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部
芦屋 暎子
CV:吉田理保子
トップデザイナー。社長
谷口 美香
CV:深見梨加
暎子の秘書
江田
CV:秋元羊介
警備員
鑑識員
CV:高木渉

名探偵コナン第19話の感想

デザインを盗むのは確かにいけないことですが、殺害する以外に解決する方法はなかったのかな・・。

でも、念入りに偽装工作していたことを考えると、本当に殺意を抱くほど被害者を恨んでいたんでしょうね~。

と、悲しい事件が起きてしまいましたが、小五郎の花束がヒントになるとは(笑)たまには役に立つ!

コナンくんの名推理には感服しますが、眠りの小五郎になると全く動かなくなるし、そのうち蘭ちゃんに気づかれそう~。目暮警部も怪しいと思わないのかな?

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まとめ

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」第19話「エレベーター殺人事件」あらすじ、ネタバレ、感想を紹介させていただきました。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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