名探偵コナン第103話のネタバレと感想!時代劇俳優殺人事件(後編)

シーズン3

前回浮上した容疑者は俳優2人でしたね!そして、Next Conan’s HINTは「紅茶」でしたが、土方が小五郎たちに出した紅茶が何かの手掛かりになるのでしょうか?

さて、今回は(後編)ということで、コナンくんが見事な推理で事件を解決に導いてくれます。名探偵VS名役者の対決にも注目ですね!

それでは、アニメ「名探偵コナン」第103話「時代劇俳優殺人事件(後編)」あらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください!

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時代劇俳優殺人事件(前編)のおさらい

時代劇俳優・土方幸三郎(ひじかた こうざぶろう)から依頼を受けた小五郎は、コナンと蘭を連れて土方のマンションを訪れました。

5階にある自宅へ案内され、コナンたちがベランダに出て景色を見ていると、隣の沖田一(おきた はじめ)の部屋のベランダに土方の妻・永倉勇美(ながくら いさみ)が遺体となって倒れ込んできました。

画像引用:江戸川コナン公式Twitter

部屋にいた沖田は殺人を否定しますが、警察も小五郎も沖田を疑っていました。

ところが、悲しみに暮れているはずの土方の顔に笑みを見たコナンは沖田犯人説に疑問を持ち、土方に疑いを向けたのですが──。

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名探偵コナン第103話のあらすじ

コナンの調査

小五郎は事件を聞きつけてマンションの玄関に集まった記者たちの対応を始めました。

そんな中、土方が所有する5階と6階の部屋を調べたコナンは、カーテンや家具など内装が全て同じになっていることに気づき、犯人が使ったトリックを見抜きました。

さらに、6階の部屋のソファーの下で小五郎が壊したモデルガンを発見し、犯人は土方だと確信しました。

トリックを使って俺たちの目を欺き導いたんだ。このまやかしの空間に!

小五郎の推理

コナンがエレベーターで1階に降りて高木刑事に「6階の土方の部屋を調べて欲しい」と依頼すると、次のエレベーターで目暮警部、土方、沖田が降りてきました。

小五郎は我先にと3人のもとへ駆け寄ろうとする記者を引き留め、彼らの気を引くために事件のあらましを話し始めます。

事件のあらまし
土方の部屋のベランダにいた時、隣の部屋のベランダに倒れ込む勇美の姿を目撃。そこは5階にある沖田の部屋のベランダで、踏み込んでみると勇美の遺体はそこにあり、沖田もその部屋にいた。

以上のように説明した小五郎は「犯人は沖田」と推理します。

すると、記者たちは特ダネを掴んだと盛り上がり、特別番組を用意しようと電話で手配を始めます。

そして、目暮警部はその隙に沖田を警察署に連行しようとするのですが──。

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名探偵コナン第103話のネタバレ

小五郎の頓珍漢な推理に呆れたコナンは腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声を使って記者たちの前で推理ショーを始めることにしました。

画像引用:名探偵コナン公式サイト

犯人はこの人!

誰が犯人なのか考えた時、土方は勇美が倒れ込む姿を小五郎たちと一緒に目撃したという理由で容疑者から外され、沖田は現場の部屋にいたという理由で容疑者とされました。

その後、沖田の部屋から凶器の釣り糸が発見され、誰もが沖田の犯行だと確信したはずです。

しかし、実は犯人は別にいて、トリックを使って目撃者である小五郎の目を誤魔化していたのです。

犯人は勇美の夫・土方幸三郎です。

動機はプロダクションを再建するお金が必要で、勇美の保険金を目当てにしての犯行でした。

トリック

コナンたちは5階にある土方の自宅に案内されたと思い込んでいましたが、本当は6階にある土方の別宅に案内されていたんです。

なぜ気づかなかったかというと、土方があらかじめエレベーターの階数表示のプレートの左下部分が黒く塗りつぶしていたため、6が5に見えてしまったのです。

実際にエレベーターの階数表示のプレートを確認すると、左下部分にインクを拭き取った形跡が残っていました。

画像引用:名探偵コナン公式サイト

そして高木刑事が確認したところ、5階にある自宅と6階にある別宅では家具の種類や配置、カーテンの色など何もかもが同じになっていました。

なぜ何もかもを同じにしたのでしょうか?それは、小五郎に「勇美が倒れたベランダは5階だ」と錯覚させるためでした。

唯一違っているのは、5階のテーブルの上には紅茶の入ったカップが4つ置いてあり、6階のテーブルの上には何も置いていないということです。

犯行の一部始終

土方は前述したトリックを使って小五郎たちに「勇美は沖田に殺害された」と思い込ませたわけですが、次はその犯行の一部始終を見ていきたいと思います!

まず、土方は5階と偽って6階の部屋に小五郎たちを招いてリビングで待たせ、その間に5階の部屋で勇美を絞殺しました。

それから5階にある沖田の部屋の真上の部屋に遺体を運び、時間になると自動的に勇美がベランダに倒れる仕掛けをセットし、紅茶を持って小五郎が待つリビングに戻りました。

そしてベランダに小五郎を誘い出し、頃合いを見計らって持っていた携帯電話の短縮ボタンを押し、隣の部屋の電話のベルに小五郎たちの目を向けさせ、勇美がベランダに倒れる瞬間を目撃させました。

そのあと、土方はすぐ隣の部屋に駆けつけドアを叩いて怒鳴り散らしました。しかし、そこは5階の沖田の部屋ではなく6階の土方の部屋なので当然返事はありません。

土方は小五郎が1階のフロントに合鍵を取りに行っている間にその部屋に入り、用意してあったロープで遺体をすぐ下の沖田の部屋のベランダに下ろしました。

その証拠に、勇美の脇の下にはロープを抜いた時にできた擦り傷が残っていました。全身についていた傷は、反動をつけて放り込まれた時についたものです。

こうして勇美を下ろし終えた土方は、あらかじめすり替えておいた6階の部屋のネームプレートを元に戻して1階下の沖田の部屋の前に行き、何食わぬ顔で小五郎が戻ってくるのを待っていたというわけです。

決定的な証拠

土方が犯人だという決定的な証拠は小五郎が壊したモデルガンでした。

前述したように、5階と6階の部屋での違いはテーブルの上に紅茶の入ったカップが4つ置いてあるかないかでしたね。

そのカップは5階のテーブルの上に置いてあったので、小五郎たちが案内されたのは5階で、その時に小五郎が壊したモデルガンを隠したのも5階ということになります。

──が、実際にモデルガンが発見されたのは6階のソファーのクッションの下で、しっかり小五郎の指紋も残っていました。

最初に通された部屋が6階でない限り、小五郎はそのモデルガンに触ることはできなかったはずです。

ということで、このモデルガンこそが「小五郎が案内されたのは6階の部屋だ」と証明する決定的な証拠となりました。

エピローグ

こうして事件は見事に解決し、眠りから覚めた小五郎は記者たちからの質問攻めにあう羽目に・・。

当然、小五郎は推理のことを覚えていないため適当に話を合わせるのですが、その答えがなぜか記者たちに大ウケし、ますます小五郎の知名度が上がって行くのでした。

名探偵コナン第103話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数 第103話
事件ファイル名 時代劇俳優殺人事件(後編)
放送日 1998年6月1日(月)
OPテーマ 運命のルーレット廻して(ZARD)
EDテーマ 願い事ひとつだけ(小松未歩)
BACK 第102話「時代劇俳優殺人事件(前編)」
NEXT 第104話「盗賊団謎の洋館事件(前編)」

登場人物・声優

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
小学生の姿になった主人公
毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
新一(コナン)の幼馴染み
毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人
目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部
高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事
土方 幸三郎
CV:内海賢二
51歳。俳優
永倉 勇美 38歳。土方の妻。元人気女優
沖田 一
CV:植村喜八郎
29歳。俳優
記者
CV:千葉一伸
記者
CV:中嶋聡彦
記者
CV:高戸靖広
記者
CV:巻島直樹

名探偵コナン第103話の感想

土方は「小五郎を欺くことができれば今度初めて挑戦する探偵役も一端にやっていけると思った」と言っていましたが、小五郎は沖田が犯人だと最後まで言い切っていたので、騙しは成功していたことになりますね(笑)

でも、目撃者に小五郎を選んだのはやっぱり間違いでしたね。小五郎がいるってことはコナンくんも付いてくるわけですから。

コナンくんが真相を知ったあとの小五郎の頓珍漢な推理には笑っちゃいましたが、記者たちをうまくかわす小五郎の能力はスゴいと感じました。

コナンくんあっての小五郎で、眠りの小五郎あってのコナンくんで、なんだかんだいいコンビだと思います。今後も2人の活躍が楽しみですね!

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まとめ

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」第103話「時代劇俳優殺人事件(後編)」あらすじ、ネタバレ、感想を紹介させていただきました。

最後までご覧いただきありがとうございます。次回も見に来てくださいね!

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