名探偵コナン第67話のネタバレと感想!舞台女優殺人事件

シーズン2

毛利探偵事務所に小五郎の師匠と名乗る老人が現れ、伝説の名探偵と知ったコナンは胸を膨らませます。

そんな中、小五郎が調査を行っていた劇団で殺人事件が発生!

伝説の名探偵とともに調査に乗り出したコナンはどのように事件を解決するのでしょうか?

それでは、アニメ「名探偵コナン」第67話「舞台女優殺人事件」あらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください!

Sponsored Link

名探偵コナン第67話のあらすじ

小五郎の師匠!?

ある日、毛利探偵事務所に小五郎の師匠・塩田平八郎(しおた へいはちろう)がやってきました。

不在の小五郎に代わってコナンと蘭が持て成していたのですが、小五郎が依頼を受けて調査に出かけたと聞いた塩田は、すぐに小五郎のもとに案内しろと蘭に迫ります。

画像引用:名探偵コナン公式サイト

こうしてコナンと蘭は塩田を連れて米花芸術劇場にやってきました。

今回、小五郎は演出家の本木和男(もとき かずお)から依頼を受けたのですが、その内容は劇団宛てに脅迫状を送りつけてきた犯人を突き止めて欲しいというものでした。

その脅迫状には「公演を中止せよ。さもないと恐ろしい惨劇に見まわれる」と歪な文字で書かれています。

さっそく小五郎が調査を始めようとすると突然、楽屋から女性の悲鳴が聞こえてきました。

駆けつけてみると、主演女優の大出祥子(おおいで しょうこ)が塩田を羽交い絞めにして激怒しています。

小五郎が事情を尋ねると、祥子は塩田が勝手に楽屋に入ってきていきなりお尻を触ってきたと打ち明けました。

許して下され!老い先短い年寄りのしたことですよって。

と、塩田がジタバタ抵抗していると、騒ぎを聞きつけてマネージャーの佐々木瞳(ささき ひとみ)や女優の中山英子(なかやま えいこ)、女団員たちが集まってきました。

瞳が祥子を宥める中、解放された塩田は今度は蘭のお尻を触りました。驚いた蘭は回し蹴りを繰り出しますが、塩田に見事に避けられ、小五郎の顔面にクリティカルヒット(笑)

一部始終を見ていたコナンはすっかり呆れ果て、「本当に名探偵かよ」と塩田に疑念を抱きました。

事件発生

このあとリハーサルが行われることになり、コナンたちは客席に移動しました。

物語が順調に進んでラストシーンに差し掛かると、主演男優の宇田裕一(うだ ゆういち)と祥子は毒を飲んでその場に倒れるという名演技を見せました。

こうしてリハーサルは無事に終わりを迎え、祥子の迫真の演技に魅了された宇田や本木は歓喜の声を上げます。

しかし、いくら呼びかけても祥子は反応せず、宇田が彼女の体を揺すってみると、イスから崩れ落ちるように床に倒れ込みました。

異変に気づいた本木が駆け寄ると、祥子はすでに息をしておらず、絶命していました。

捜査開始

しばらくして目暮警部や高木刑事たち警察が到着し、事件の捜査が始まりました。

目暮警部は塩田が現場にいることに驚き、「引退したのだから邪魔せんでくださいよ」と釘を刺しますが、

誰だっけ?ぺーぺーの時、連続殺人犯を取り逃がしてクビになりかけたお前を救ってやったのは。

と、塩田に迫られ、何も言い返せなくなってしまいました。

塩田さんは小五郎だけでなく目暮警部の師匠でもあるようですね。圧倒される目暮警部はなかなか見られないので新鮮で面白いです(笑)

塩田は遺体の肌がピンク色に染まっていることと、ところどころ斑点が浮き上がっていることを確認し、青酸化合物を使った毒殺と断定します。

つまり、演技で毒を飲んだつもりが、本当に毒殺されてしまったということです。

ここでコナンが注目したのは、青酸化合物を使えばほぼ即死に近い状態で殺害できるということです。

祥子は芝居の薬を飲んだあと、水を飲む余裕がありました。となると、その薬には毒が入っていなかったことになります。

リハーサル前にカプセルで毒を飲ませたとしても、溶けるまでは15分くらいなので、40分ほど休みなく続いたリハーサルの途中で倒れているはずです。

コナンは祥子が飲んだ水に毒が混入していた可能性を考え、グラスや水差しを運んできた英子を捜します。

しかし、その姿はどこにも見当たらず、小五郎とともに英子の楽屋に急ぎ向かうことにしました。

コナンたちが楽屋に飛び込むと、英子はバッグの中に何かを隠し、それを取られまいと抱きかかえます。

何を隠そうとしている!見せなさい!!

と、小五郎は英子からバッグを取り上げ、脅迫状に使われたと思われる便せんを発見しました。

しかし、青酸化合物は見つかりませんでした。

舞台に仕掛けられた罠

鑑識の報告で、グラスに残った水から青酸反応が検出され、水差しには異常がなかったことが明らかになりました。

劇団に脅迫状を送りつけた人物が英子だと判明したこともあり、目暮警部たち警察は英子に疑いを向けます。

すると英子は、出番の直前に舞台袖で小道具の館岡順一(たておか じゅんいち)からグラスや水差しを受け取ったため、毒を入れる機会はなかったと主張。

となると、グラスや水差しを用意した館岡が疑わしくなりますが、グラスは二つとも全く同じものなので、どちらのグラスが祥子の前に置かれるかは英子次第となり、確実に狙うのは不可能です。

小五郎から厳しい追及を受けた館岡は、少しケガをさせてやろうと緞帳に罠を仕掛けたが、それ以外は何もしていないと無実を訴えます。

緞帳(どんちょう)とは
舞台で使う幕のひとつで、客席から舞台を隠すための幕のこと。

その直後、天井の幕が崩れ落ち、ケガをした小五郎が病院に搬送されることに。

現場に残ったコナンは塩田が話した芥川龍之介の蜘蛛の糸をヒントに犯人の使ったトリックを見破りました。

この方法を使えば誰にでも祥子のグラスに青酸を入れることができる!!

一体、犯人はどうやって祥子に毒を飲ませたのでしょうか?以下、ネタバレになります。

Sponsored Link

名探偵コナン第67話のネタバレ

小五郎が不在のため、コナンは腕時計型麻酔銃で塩田を眠らせ、蝶ネクタイ型変声機で塩田の声を使って推理ショーを始めることにしました。

トリック

祥子が毒を飲んだラストのシーンでは、スポットライトだけが宇田と祥子を浮き上がらせ、対照的に周囲は真っ暗でした。

となると、みんなの視線は当然、宇田と祥子に集中することになり、犯人はその一瞬の盲点を利用してグラスに毒を入れたのです。

しかし、いくら辺りが暗かったからといって、グラスに近づけば誰かが気づく可能性があります。では、犯人はどうやってグラスに毒を入れたのでしょうか?

コナンがヒントにした芥川龍之介の蜘蛛の糸は、お釈迦様が地獄に落ちた盗賊を助けようとして雲の上から蜘蛛の糸を垂らすというお話です。

「糸」という点に注目して天井から吊るされている星の飾りをよく見てみると、ひとつだけ引きつっている星があります。

引きつっている理由は、犯行に使った釣り糸が巻き付いているからです。

その釣り糸の先には重りがついており、重りを調べれば青酸反応が出るはずです。

犯人は青酸を塗った重りを星に沿って下げ、音もなくグラスに浸して引き上げました。

そして、祥子は何も知らずにグラスの水を飲み、殺害されてしまいました。

被害者のグラスを置く位置はあらかじめ決められていたので、この方法を使えば天井にいなかったとしても、舞台の袖から釣り糸を天井に伸ばし、星のコードに沿って重りをグラスにいれることができますね!

犯人はこの人!

犯人はマネージャーの佐々木瞳です。

証拠は瞳の手のひらに釣り糸の跡がついていたことでした。

釣り糸を引き上げた時、星に絡んだ糸を強引に巻き取ろうとして手のひらに跡が残ってしまったのです。

犯行の動機は、嫌がらせをしたいがために恋人を奪った祥子のことが許せなかったからでした。

瞳は宇田と恋人関係にありました。しかし宇田は瞳と別れ、祥子と付き合うことになりました。

宇田と別れたことは気持ちの整理ができていましたが、「彼はあなたに返すわ」と祥子に言われ、ただ自分から宇田を奪いたかっただけだと知り、どうしても許すことができずに今回の犯行に及んだのでした。

エピローグ

病院で手当てを受けた小五郎は蘭に支えられながら探偵事務所に帰ってきました。

すると、そこは「毛利探偵事務所」ではなく「塩田平八郎探偵事務所」になっていました。

小五郎が痛む腰を押さえて師匠に詰め寄ると、

まだまだお前じゃ頼りないんでな、しばらくはワシが面倒見てやる。

と、塩田は大笑い。

しかしその直後、事務所のドアが勢いよく開き、塩田の妻が現れました。

そして妻は「また浮気でもしてたんでしょ?」と塩田の首根っこを掴み、引きずるようにしてあっという間に事務所を出て行ったのでした。

ははは、おっちゃんが女にだらしないのも師匠譲りってわけか・・。

名探偵コナン第67話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数 第67話
事件ファイル名 舞台女優殺人事件
放送日 1997年7月21日(月)
OPテーマ 謎(小松未歩)
EDテーマ 光と影のロマン(宇徳敬子)
BACK 第66話「暗闇の道殺人事件」
NEXT 第68話「闇の男爵殺人事件(事件篇)」

登場人物・声優

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
小学生の姿になった主人公
毛利 小五郎
CV:神谷明
毛利探偵事務所の主人
毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
新一(コナン)の幼馴染み
目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部
高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事
佐々木 瞳
CV:冬馬由美
マネージャー
本木 和男
CV:佐藤正治
演出家
館岡 順一
CV:島香裕
小道具
宇田 裕一
CV:小野健一
主演男優
中山 英子
CV:松谷彼哉
女優
大出 祥子
CV:内川藍維
主演女優
塩田 平八郎
CV:石森達幸
伝説の名探偵。小五郎の師匠
平八郎の妻
CV:くじら
鑑識
CV:千葉一伸
女団員
CV:岩居由希子
女団員
CV:柳原みわ

名探偵コナン第67話の感想

今回、初登場となった塩田平八郎さんですが、小五郎と目暮警部が圧倒されている様子から優秀な名探偵であることが伝わってきますね。

蘭ちゃんの強烈な回し蹴りを軽い身のこなしで避けるところもただ者ではない感じ。

回し蹴り食らって平気な小五郎もただ者ではないのかな?(笑)普通の人だったら気絶しますよね。

小五郎はともかく目暮警部がムキになる姿ってなかなか見られないので、塩田さんには今後も登場して欲しいと思います。

Sponsored Link

まとめ

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」第67話「舞台女優殺人事件」あらすじ、ネタバレ、感想を紹介させていただきました。

最後までご覧いただきありがとうございます。次回も見に来てくださいね!

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう