名探偵コナン第42話のネタバレと感想!カラオケボックス殺人事件

シーズン1

今回の舞台はカラオケボックスで、すれ違いが生じたために悲しい事件が起きてしまいます。

Next Conan’s HINTは「赤鼻のトナカイ」でしたが、コナンくんはどのように解決するのでしょうか?

それでは、アニメ「名探偵コナン」第42話「カラオケボックス殺人事件」あらすじ、ネタバレ、感想をご覧ください!

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名探偵コナン第42話のあらすじ

バンドの打ち上げ

コナンと蘭は、園子に誘われて今売り出し中のロックバンド「レックス」の打ち上げに参加することになりました。

会場となるカラオケボックスにはボーカルの木村達也(きむら たつや)、ドラムの山田克己(やまだ かつみ)、ギターの芝崎美江子(しまざき みえこ)、マネージャーの寺原麻理(てらはら まり)が集まりました。

お酒も入ってメンバーたちが盛り上がりを見せる中、木村は飲み過ぎたせいかフラつき、メンバーに厳しい態度で接します。

そこに、カラオケボックスの店長・隅井豪(すみい ごう)が注文された料理を運んできました。

隅井と木村は昔一緒にバンドを組んでいた仲間で、木村は隅井が経営するこのカラオケ店を贔屓にしているそうです。

ふと見せた寂し気な顔

このあと、木村がメンバーに対してライブのダメ出しをしていると、「赤鼻のトナカイ」が流れ出しました。

誰がリクエストしたのか一同が不思議そうに首を傾げると、木村は麻理のためにリクエストした曲だと打ち明けました。

中学の時までサンタを信じていたっていうアンタにはお似合いの曲だ。そうだろ?いつも気取ってる美人マネージャーさんよ。

そう木村に言われて麻理は立ち上がり、マイクを手にして赤鼻のトナカイを歌い始めました。

画像引用:名探偵コナン公式サイト

コナンは木村の冷酷さに苛立ち文句を言おうと立ち上がりました。しかし、木村の表情が暗く悲し気なことに気づき、何も言えなくなってしまいました。

しばらくして麻理が歌い終えると、今度は美江子がマイクを取って涙を流しながら歌い始めました。

コナンがなぜ美江子が泣きながら歌っているのか木村に質問すると、木村は「さよならするからだ」と答えました。

どうやら現在行われているツアーが終わり次第、木村はレックスを脱退するようです。

美江子が歌い終えると、今度は木村のヒット曲「ブラッディ・ビーナス」が流れ出し、木村はフラついた足取りでステージへ向かいました。

麻理は次の仕事の時間が迫っていることを伝えますが、木村が聞く耳を持たないため、仕事先に連絡してくると言って上着を脱いでその場に置き、手帳を持って部屋を出て行きました。

そして、麻理が退出した後、ステージでポーズをとった木村は羽織っていた上着を脱ぎ捨て、マイク片手に熱唱し始めました。

事件発生

このあと、ブラッディ・ビーナスを歌い切った木村が席へ戻ると、山田からおにぎりを投げ渡されました。

木村はおにぎりを右手でキャッチし、それを口へ運びました。

その直後、木村は喉元を押さえて苦しみ出し、床に倒れ込んでしまいました。

真っ先に駆け寄ったコナンは木村の手から青酸カリの臭いを嗅ぎとり、脈を確認してすでに絶命していることをみんなに知らせました。

誰かが仕組んだんだ、俺の目の前で。一体、誰が!?

捜査開始

しばらくして、目暮警部や高木刑事たち警察が到着し、事件の捜査が始まりました。

まず初めに疑われたのは料理を運んできた隅井です。

隅井は昔、木村とバンドを組んでいましたが、木村だけがプロへ引き抜かれて今や人気のボーカルとなっており、それを妬んだ犯行と思われたのです。

しかし、全員が料理に手をつけていたことがわかり、隅井は容疑者から外されました。

このあと、検査報告によって木村の衣服とマイクから毒物が検出され、おにぎりを食べる前に手に毒がついていたことが判明しました。

目暮警部は、犯人がマイクに毒物を塗って木村の手に間接的に毒を付着させた可能性が高いと睨み、最も怪しいのは木村が歌う直前に歌っていた美江子だと指摘します。

しかし、美江子は好きな人を殺害するはずがないと訴え、泣きながら歌っていたのは木村に想いを打ち明けたがフラれてしまったからだと説明しました。

美江子の告白を断った時、達也は

俺には好きな人がいるんだ。今はどっか行っちまったが、俺待ってんだ。その人が戻って来るのを。ずっと、ずっとな。

と、言ったそうです。

木村はブラッディ・ビーナスの出だしにいつも上着を脱ぐそうなのですが、毒物は木村の服の左肘に付着していて、脱ぎ捨てた上着にはついていませんでした。

なんて悲しい事件なんだ・・

このあと、高木刑事が木村の事務所のロッカーに入っていたファンレターや写真、楽譜を持ってきました。

コナンが1枚の写真に注目すると、横から覗き見た隅井が「懐かしい」と呟きました。

この写真は以前、木村と隅井がバンドを組んでいた時に撮ったもので、当時、バンドのメンバーだった女性も写っていました。

プロに引き抜かれる時、木村がその女性と一緒でなければバンドを抜けないと言い張ったため、それ以来ずっと2人は一緒に仕事をしていたそうです。

しかし、写真の女性は美江子でも麻理でもなく、疑問を持ったコナンは女性の名前を隅井に尋ねました。

ほら、あそこにいるアイツだよ。随分変わってしまったけどね。

隅井が指差す方を見たコナンは衝撃を受けました。そして、写真の裏に書かれた文字を見てあることに気づきました。

そうだったのか。でもそれが本当なら、なんて、なんて悲しい事件なんだ・・。

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名探偵コナン第42話のネタバレ

急ぎ屋上へ向かったコナンはカラオケルームに仕掛けたカメラでみんなの様子を確認し、蝶ネクタイ型変声機で新一の声を使ってスピーカーを通して推理ショーを始めました。

犯人はこの人!

犯人はマネージャーの寺原麻理です。

証拠は麻理の上着に木村のライターが入っていたことでした。

つまり、麻理は証拠隠滅をはかるために自分と木村の上着をすり替えていたということです。

犯行の一部始終

木村が倒れた時、麻理は電話のため部屋を出ていて犯行は不可能だと思われました。

しかし、ブラッディ・ビーナスを木村に歌わせさえすれば離れていても毒を盛ることは可能だったんです。

まず、麻理は木村の上着の内側の左肘の部分に毒を塗り、それを木村に着せて中に着ている服の左肘の部分に毒が付着するように仕向けました。

そして、電話をすると言って部屋を出て、リクエストしておいたブラッディ・ビーナスを木村に歌わせました。

マネージャーである麻理なら木村が歌い出す前に必ず上着を脱ぐことを知っていたはずで、当然、木村は振り付け通り上着を脱ぎ捨て右手で左肘を触りました。

そして、右手に毒が付着しているとも知らずに手で料理を食べ、亡くなってしまったというわけです。

犯行の動機

昔、木村と隅井がバンドを組んでいた時、実は麻理も同じバンドに所属していました。

麻理はその頃から木村を慕っていて、木村がプロに引き抜かれる時に「一緒に来い」と自分を誘ってくれたことを心から喜び、木村に相応しい女になるために整形しました。

しかし、顔を変えた途端に木村の態度は豹変し、ブスだとバカにして赤鼻のトナカイを歌わせるようになりました。

麻理は木村がマネージャーに誘ってくれたのは見下すためだったと思い込み、どうしても我慢できずに今回の犯行に及んでしまいました。

最初から彼は私をバカにするためにマネージャーにしたのよ。だから許せなかった。彼を愛していたから、許せなかったのよ!

しかし、木村は麻理を見下してはおらず、本当は麻理のことを愛していたんです。

その証拠に、木村が麻理に向けて作ったラブソング「素顔の君に伝えたい」の歌詞が写真の裏に書かれていました。

隅井の話によると、木村はいつも「どうして俺のためなんかに顔を変えたんだ」と嘆いていて、本当の麻理が戻って来てくれることを願っていたそうです。

それを知った麻理は後悔の涙を流しますが、木村が戻ってくることはありませんでした。

素直になれなかった青年と素顔を隠した女性のすれ違いが生んだ悲しい結末。麻理の鳴き声と涙の中で、写真だけが悲しく笑っていた。

エピローグ

その夜。雪が降る中、蘭は工藤邸の前で新一が帰ってくるのを待っていました。

博士はコナンとともに蘭を見守りつつ、工藤新一の名前を安易に使ったせいだとコナンを咎めます。

しばらくして、真っ暗だった工藤邸にパッと灯りが点きました。

蘭は慌てて家の中に入って新一を捜し始めますが、再び照明が落ちて暗闇に包まれてしまいました。

その時、階段の手すりに置いていた蘭の手に誰かの手が重なりました。

やっと戻って来たぜ。バーロー、泣いてんじゃねェよ。そんなに俺に会いたかったのか?

そう聞かれてムッとする蘭ですが、新一の「俺は蘭に会えて嬉しかったぜ」という言葉に胸の鼓動が高鳴りました。

重ねられた手が離れると、しばらくして家の灯りが点きました。

新一がいたと思われる場所には「クリスマスプレゼントだ。ありがたく受け取りな。新一」とメモ付きの可愛らしいプレゼントが置かれていました。

包みを開くと中には真っ赤な手袋が入っていて、蘭はそれをギュッと抱きしめ微笑むのでした。

名探偵コナン第42話の事件ファイル概要

事件ファイル概要

話数 第42話
事件ファイル名 カラオケボックス殺人事件
放送日 1996年12月16日(月)
OPテーマ Feel Your Heart(VELVET GARDEN)
EDテーマ 迷宮のラヴァーズ(heath)
BACK 第41話「優勝旗切り裂き事件」
NEXT 第43話「江戸川コナン誘拐事件」

登場人物・声優

江戸川 コナン
CV:高山みなみ
小学生の姿になった主人公
工藤 新一
CV:山口勝平
高校生探偵。コナンの本当の姿
毛利 蘭
CV:山崎和佳奈
新一(コナン)の幼馴染み
鈴木 園子
CV:松井菜桜子
蘭の親友。鈴木財閥のお嬢様
阿笠 博士
CV:緒方賢一
発明家。コナンの正体を知っている
目暮 十三
CV:茶風林
警視庁捜査一課強行犯三係の警部
高木 渉
CV:高木渉
警視庁捜査一課強行犯三係の刑事
木村 達也
CV:井上智之
21歳。「レックス」ボーカル
山田 克己
CV:小林正寛
21歳。「レックス」ドラム
芝崎 美江子
CV:松熊明子
20歳。「レックス」ギター
寺原 麻理
CV:高乃麗
23歳。「レックス」マネージャー
隅井 豪
CV:松尾銀三
28歳。カラオケボックス店長

名探偵コナン第42話の感想

好き同士で想い合ってるのに悲しい結末になってしまい本当に残念です。

今回のお話で、真意を伝えることって大切なんだな~と改めて感じました。誰もがエスパーではないし、思ってるだけじゃ伝わらないですからね~。

今日は小五郎がいないから園子ちゃんを探偵役にするのかな?と思ってましたが、工藤新一として堂々と登場しちゃいましたね。

そのせいで蘭ちゃんに妙な期待をさせてしまったわけですが、しっかりクリスマスプレゼント渡せたし良かったのかな?これで蘭ちゃんの心配事が減るといいんですけどね~。

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まとめ

こちらでは、アニメ「名探偵コナン」第42話「カラオケボックス殺人事件」あらすじ、ネタバレ、感想を紹介させていただきました。

最後までご覧いただきありがとうございます。次回も見に来てくださいね!

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